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日記(4.14)コラム「サクラのこと」

2018-04-14 20:47:08 | 日常
4月14日   (土曜日)

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新潟日報のコラム記事には

 口にしたところでどうにもならないが、
 今年の桜にはちょっと待ってと言いたくなる。
 開いたと思ったらすぐに満開、散り始めたところもある。
 上越市では22日まで高田城百万人観桜会が開かれているが、
 花びらの多くは風に舞い、会期後半は葉桜になるだろう
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▼「桜散る」という言葉にはどこか無念さがつきまとう。
 しかし現実の桜は散るころには実を結ぶ準備を終えている。
 日がたつにつれあせるイメージの花びらも、
 むしろ白いのは咲き始めで、散り際が近づくほどピンク色が濃くなるという。

▼新発田市出身の近田(こんた)文弘さんの著書「さくら研究ノート」(偕成社)は、
 その不思議を精巧なイラストとともに教えてくれる。

 仕掛けがあるのは花だけではない。

葉の付け根には小さな粒があり、甘い蜜を出している。これがアリを呼び寄せ、害虫のアブラムシやハダニを遠ざける。
芽が出るときにはシカの角のような小さな葉が一緒に伸びて、生まれたての若い芽を守る

実にも秘密がある緑のうちは強い毒があるのだが、
 オレンジから赤、さらに黒へと色を変え、熟すころには毒が消えている。
 それを知るヒヨドリは黒い実をついばみ、遠くへ運ぶ。
こうして桜は生命をつないでいく

秋になると、どれだけの日差しを浴びたかで同じ木でも葉色が一枚一枚違ってくる。
 やがて葉が落ち真冬になると、木は眠り、次の春に咲くための力を蓄える。
 花盛りを過ぎ、注目されなくなった木が地道な変化を重ねていく。
 葉桜にエールを送りたい。
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コメント
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