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日記(2.11)8050問題

2019-02-11 10:29:04 | 日常
2月11日 (月曜日)   曇り

寒い朝だ。新聞のコラム余禄に

米劇作家アーサー・ミラーの戯曲「セールスマンの死」
ブロードウェーで初演されたのは70年前のきのうだった。

ピュリツァー賞やトニー賞に輝き、20世紀最高の劇の一つと評される。
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▲主人公のセールスマンは63歳だ。
 若い頃はやり手で、家族からも尊敬されていたはずだったが、
 年とともに落ち目になる。
 自立できない30代の息子たちといがみ合い、

 築いた家庭は崩壊し、行き場を失い悲劇的な死へと向かう。

▲第二次大戦直後の好況期、セールスマンはアメリカンドリームの象徴とされた。
 だが、劇は老いの苦悩や、父と子の対立という現実を切なく描く。

 時は流れ、現在の日本でも60代の多くは不安を抱えている。

 平均寿命は80歳を超え、60歳で定年退職しても20年以上の余命がある。
 退職金と年金では不安な「長い定年後」にどう収入を得るか、
 いかに第二の人生を送るかで迷い、悩む。


 65歳以上の高齢者は総人口の約28%にあたる約3500万人いる。
 定年後をテーマとする本がベストセラーになるのもうなずける。
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▲親子関係で言えば、最近は「8050問題」も深刻になっている。
 80代になる親が長期間ひきこもる50代の子を支えるという構図だ。
 長寿化とともに当事者年齢が、かつてに比べ20歳ずつ増している感もある

▲劇は今年も全米をはじめ豪州、英国、カナダなど世界で上演される。
 時代は変わっても、老いと家族の絆は不朽のテーマだ。
 老いの期間が長くなったぶん、
 現代のセールスマンはよりタフでなければならない。
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メモ)
「8050問題」とは?
 中高年ひきこもり、初調査 40~59歳対象

 ひきこもりの長期化、高年齢化が深刻となる中、内閣府は平成30年度に、
 40~59歳を対象にした初の実態調査を行うことを決めた。
 これまでは若者特有の問題として調査対象を39歳までに限っていたが、
 中高年層にひきこもり状態の人がどの程度いるかや生活状況、抱えている課題を把握し、
 支援に役立てる狙い。30年度予算案に調査費2千万円を計上した。
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 ひきこもりが長期化すると親も高齢となり、収入が途絶えたり、
 病気や介護がのしかかったりして、一家が孤立、困窮するケースが顕在化し始めている。
 こうした例は「80代の親と50代の子」を意味する
 「8050(はちまるごーまる)問題」と呼ばれ、
 家族や支援団体から早急に実態を把握するよう求める声が出ていた。
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コメント
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