小田原周辺のマイナースポットや些細な出来事を少しずつ
小田原の端々



小田原市入生田にある温泉地学研究所が地殻変動を観測するために、足柄平野の8ヶ所に光波反射器を設置している。そのうち曽我と国府津と久野に設置されている光波反射器はこのブログでも紹介した。今回は4ヶ所目となる温泉地学研究所の光波反射器を探しに南足柄に出かけた。温泉地学研究所のホームページによると南足柄に設置されている光波反射器は広町の広域農道との記載。矢倉沢方面に続く広域農道沿いを探索するため、とりあえず広域農道入口近くの仁王門へ。仁王門の先から広域農道へ曲がるとほどなく広町地内。農道沿いのどこに設置されていてもおかしくない。農道の所々からは足柄平野が望める。光波反射器が設置されている場所の条件は、酒匂の下水道管理センター屋上にある光波測距器との間に遮蔽物がない見晴らしの良い場所。仁王門先から約800mほど広域農道を矢倉沢方面に進んだ十字路。温泉地学研究所に記載されている住所によると、この十字路周辺に光波反射器が設置されているはず。写真左側の道路は丸太の森方面、右側は広町公民館へと続く脇道。十字路付近を探索するも発見出来ず。十字路から広域農道を200mほど仁王門側に戻った場所の農道脇に、見覚えのあるボックスを発見。広域農道のガードレール下の擁壁に隠れるように光波反射器が設置されていた。温泉地学研究所の記載されたプレートはなかったが、間違いなく温泉地学研究所の光波反射器と思われる。ここの反射器内にはミラーが9個内蔵されていた。光波反射器の上からミラーが向いている方角を撮影。木々の向こうには足柄平野が見渡せる。眺望はまあまあ。カメラのズームを最大にして光波測距器が設置されている酒匂の下水道管理センターを探すが良く分からず。帰宅後に調べたところ酒匂から、この広町の光波反射器までの直線距離は約9.7km。酒匂の下水道管理センター屋上で発射された光波は途中、泉中学の上空を横切りこの反射器に照射されている。これで足柄平野内に設置されている光波反射器の4ヶ所を巡った。どこも見晴らしの良い場所ばかりで、観測機器と高台からの景色の両方を撮影出来てなかなか楽しい。また天気が良い日を狙って残りの光波反射器を探索に出かけたい。

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