「カラマツの下の花畑」・・・・♪

軽井沢での子供時代に作った落葉松の下の花畑ーー心は今も~!「草花」「99歳の軽井沢物語」「葛西スケッチブック」ほか。  

兼好さんの遺言*清川 妙著

2011-04-01 | 花笑み日和(清川 妙先生のこと)

雑誌『いきいき』の大好評連載が本になりました!

 『兼好さんの遺言』 清川 妙著 小学館 1300円+税

「遺言」とは、兼好法師がその著書『徒然草』から、私たちに教えてくれた数々の言葉のこと。
90歳の清川先生が、「見ぬ世の友」とし、敬愛する兼好法師から学んだ生き方の極意。

『いきいき』連載中から楽しみにしていた、先生渾身のエッセイが、手に取りやすく親しめる本の形になって嬉しい限りです。
この本の誕生にかかわったすべての方々に「ありがとう」と「おめでとう」を申し上げます。

”刹那を生きる”
ページトップから、ガガーンと大きな衝撃。「お前は何をやっているのか」と。
~~刹那とは時間の最小単位。短い短い時間。指をひと弾きする間に65の刹那があるとか。~~
そんな短い時間を運んでいるのは、まぎれもない自分自身なのだ――と。

    刹那覚えずといへども、
   これを運びて止まざれば、
   命を終ふる期、たちまちに至る。


意識もしない短い時間を、どう運び積み重ねていくか。
諸々の雑事や大震災やに、わさわさと無為に生きていたわが身に活を入れられた気分です。
”ただ一度だけの人生”――清川先生の人生を通して選ばれた兼好さんの光る言葉の数々は、
「私たちの生き方の強い道しるべ」
生きていく元気と勇気をもらって、ときどき取り出して、確かめながら、一瞬一瞬を大切に時を運んでいきたい。

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