寒緋桜…桜より少し早くに下向きの花を。
もう一息です。
レンギョウの耀き。この先の出口を出ていつかのミツマタを見に行きました。枝が三つに分かれるので三つ叉。
樹皮は和紙の原料になるので栽培されますが、花自体もまるで奉書紙のような質感。
ここのは、花が赤いので、園芸種のアカバナミツマタでしょう。
家を壊し更地にして、まわりをシートで囲ってありますが、やがてはここにも家が建つのでしょう。
このミツマタの花壇は、ぜひ生かしてくださいと願わずにはいられません。どこのどなた様かは存じませんが。
万葉集では、さきくさ(三枝)と詠まれています。
春されば まづ三枝の 幸くあらば 後にも逢はむ 莫戀(なこい)ひそ吾妹 柿本人麿