甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

第101回 全国高校野球選手権大会 優勝旗返還式

2020-09-20 | 2020 夏 ☆ 甲子園
昨日は夢叶い、幻となってしまった102回大会のひとコマが実現した

高校球児たちの聖地、甲子園へ行くことができました。

第102回全国高校野球選手権大会開催が中止になり、

日本高校野球連盟、朝日新聞社、阪神甲子園球場の図らいで、

前年度優勝校 履正社の選手による第101回大会優勝旗返還式が甲子園で行われました。

高校野球の歴史に残る異例のセレモニーに参加させていただき、感動も大きかったですが

選手を想う時、悔しさや悲しさもまた深く心に刻まれ、

複雑な気持ちも入り混じる貴重な経験をさせていただきました。


このセレモニー開催に一般応援者600人の参加募集を知り、

クジ運の悪い私ですが、貴重な瞬間に立ち会えたらいいなと応募しましたら願いが届き、

昨夏以来今年初の甲子園へ行くことができ、高校野球に触れる貴重な機会をいただきました。

スタンドはソーシャルディスタンスを保つために2席を空けての指定席で、

私はほんと運が良いのか?野球の神様からのご褒美か?

バックネット中段のど真ん中、浜風が気持ち良く、最高の場所で見させていただくことができ、

やはり私にとっても甲子園で見る高校野球は夢空間、感動いっぱいでした。


高校野球史に深く残る特別なこの時間を残しておきたくて、

また多くの方々に高校球児の想い、高校生のパワー、元気勇気をお届けしたく

式典をノーカットで撮影しました。

式典の最後には梅花中学、高校チアリーディング部のみなさんの素晴らしすぎる演技も

ありますので最後までぜひご覧下さい。

第101回 全国高校野球選手権大会 優勝旗返還式



市立西宮の生徒さんによる国旗・大会旗・プラカード係の先導で履正社20人の選手たちが入場行進。

本来ならばこの後に、全国で勝ち抜いた代表校の選手が続くはずでした。

それにもやはり102回大会が無くなった悲しさや寂しさを改めて感じる瞬間でした。

優勝旗返還式を彩る演奏は市立尼崎吹奏楽のみなさん。

合唱は武庫川女子大附属コーラス部のみなさんが務められました。

両校の生徒さんも、高校球児と同じように自分たちの培ってきたことを発表する場を奪われ、

とても辛い気持ちだったと思いますが、こうして両校の生徒さんにも

この幻の第102回 全国高校野球選手権大会の一頁がここに実現したことで

少しでも辛さ晴れ、思い出深い時間になったのではないでしょうか。

秋を感じる浜風が吹く甲子園でしたが、午後3時と西陽が強い中、

予行演習から式典開始を長い時間じっと静かに待っていた生徒さんたちお疲れさまでした。

久しぶりに吹奏楽のみなさんの演奏で、高校野球の楽しさを感じることができました。

やっぱり高校野球には吹奏楽のみなさんの演奏や、応援の声、太鼓やメガホンの音...

無くてはならないですね。


また、優勝旗返還を前に、昨夏101回大会で輝いた選手たちの夏ふたたび。

静寂の中で、あの熱い夏がオーロラビジョンに映し出され懐かしく蘇りました。

私自身昨夏は初めてアルプスへ入り、島根県代表 岩見智翠館の夏を応援させていただいたことが

昨日のようで、空っぽのアルプスを眺めながらあの熱く楽しい時間を懐かしく想いました。

先輩たちが創ったチームの新たな偉大な歴史を、どのように感じ見ているかなと

履正社の選手たちの背中に、来夏こそ!ここ甲子園へ帰ってくるぞという決意も感じました。


返還された101回大会優勝旗は9月20日より甲子園歴史館に展示され、

歴代の優勝旗を揃って見ることができるとのことです。

また、今夏甲子園を目指すことも許されなかった全国の同志の想いも込め、

履正社主将 関本捕手による挨拶がありました。

小さな頃から夢目指してきた最後の夏甲子園が奪われた動揺、悲しみや辛さへの言葉もありましたが、

それを乗り越えこの場所に立ち、この春や夏を振り返るとき、その中でも球児たちのためにと

尽力を尽くして下さった方々への感謝の気持ちが大きく込められていて、

来夏の甲子園を目指す後輩たちへのエールも込めて、全国の3年生球児を代表する

立派な素晴らしい挨拶であったと思います。


その後は、梅花中学、高校チアリーディング部のみなさんの演技を一緒に見れるように

履正社の選手を客席に入れる配慮もされ、何もかもが特別な空間でした。

梅花中学、高校チアリーディング部のみなさんには素晴らしい演技を魅せていただきました。

さすが全国1位を誇るチームであり、キビキビ溌剌とした人文字や華麗なパフォーマンスで

全国の高校生に元気を届ける素晴らしい演技を披露下さいました。

それを眺める履正社の選手たちや、市立西宮、市立尼崎、武庫川女子大附属の生徒さんの姿にも

みんな多くの時間練習を積み重ね、夢奪われた辛い日々を送ったのだろう...

このような発表の場ができ本当に良かったと胸熱くなり涙が溢れました。

 
私は式典の前に久しぶりに歴史観を訪れ、バックスクリーンから

武庫川女子大附属の生徒さんや、梅花チアリーディングのみなさんの

予行演習も見させていただきました。

甲子園歴史観には、新たに生まれるドラマのワンシーンが時々に展示されるので、

何度訪れても新鮮な気持ちになり、その試合が心に蘇ります。

今回は100回記念大会に息子さんが最後の夏を頑張り、夢甲子園まであと二歩と

一緒に応援した母とご一緒に、100回大会に大活躍しプロの道を開いた

秋田県金足農業などの展示を見ながら、甲子園行きたかったよね...と、

またこれも悔しく、楽しく、懐かしく...

良い思い出に浸ることができました。

その後、式典時間までに余裕があったので、野球を愛する人たちが必勝祈願に訪れる

素盞嗚神社(すさのお)も参拝させていただきました。

大好きな星野仙一氏が揮毫されたボールに刻まれた『夢』には惚れ惚れ、

多くの方の祈願、悲願が詰まった野球一色の心落ち着く空間でした。


球児たちにの成長と共に成長する甲子園のツタ...

青々と清々しい。



甲子園歴史観へ。

一番に履正社を探しました。

まだまだいっぱい名前の入っていないボールがありますよ。
甲子園目指して頑張れ球児!

新しくなったスコアーボード初撮影
スクリーンには梅谷チアリーディング部の予行演習が映し出されていました。

100回大会ブース
金足農業 吉田投手のグローブも。



第1回大会で使用された試合球
ここから高校野球が繋がってきたと思うと感慨深い一球。



日大三高ブースは外せない。

『いつまでも あこがれの甲子園』松井秀喜氏

素盞嗚神社

『夢』 星野仙一氏揮毫のモニュメント

岡田彰布氏揮毫による野球塚



来春、来夏の大会が無事開催されますように...と祈る。


返還された優勝旗を掴むことを目標に、全国の選手たちが新たなチームでスタートし秋が始まっています。

今秋も多くの大会で保護者も観戦できないという事態の中で選抜を目指す秋季大会が行われていますが、

野球を当たり前にでき、まずは来春選抜が無事に開催されること、

そして夏には全国を勝ち抜いた49校の選手たちが、103回目の甲子園で威風堂々と行進をし、

熱い戦い輝く姿が見られることを心から願うと同時に、

もうこのような異例のセレモニーが行われることがないように...

そして、各都道府県での大会でも、甲子園でも、大観客の前で選手たちが

成果を発揮し輝く姿が見られることを心から...心から願います。


高校生のパワー、多くの人々の想いが溢れ、感動いただいた優勝旗返還式。

参加させていただいたことを感謝申し上げます。


やっぱり甲子園!

どんな形でも甲子園で見る高校野球は最高でした!

102回目の甲子園 サプライズ☆彡

2020-09-10 | 2020 夏 ☆ 甲子園

幻となった第102回全国高校野球選手権大会にサプライズ☆彡

直前すぎて驚きですが、102回大会で101回優勝旗を返還することになっていた

覇者 履正社は大会中止でそれも叶わないままでしたが、

優勝旗を返還する返還式が9月19日甲子園で行われるそうです。

「通常の開会式の一コマを切り出したもの」...

幻の102回甲子園のひとコマが実現します。

発表された式典の内容は、履正社の野球部員20人のほか、

岡田龍生監督、責任教師(松平部長)、記録員計3人が参加。

13人の市立西宮の国旗・大会旗・プラカード係の先導で、履正社20人の選手たちが入場行進。

市立尼崎65人の吹奏楽、武庫川女子大付50人のコーラス部のみなさんにより大会歌の演奏がされ、

大阪の梅花中学、高校チアリーディング部が演技を披露されるそうです。

履正社だけじゃなく、市立西宮のプラガール、市立尼崎の吹奏楽、

武庫川女子大附属コーラス部の生徒さんにとっても幻となった102回大会。

梅花中学、高校チアリーディング部のみなさんにもこのサプライズは嬉しいですね。


式典では、101回大会で輝いた履正社の選手たちの夏ふたたび

オーロラビジョンに映し出されるそうです。

優勝旗返還、レプリカの授与の後には、前主将 関本捕手による挨拶も聞けるそう。

もし大会が普通にあれば、どのチームが甲子園の土を踏むことができただろうな...

と、今夏の中に居た選手たちに想いを馳せます。

履正社の優勝旗返還セレモニーでありますが、関本主将には全国の3年生の想いを代表して、

蘇る102回大会を彩っていただきたいなと思います。


スタンドには感染症対策を徹底したうえで、履正社の部員や保護者約400人のほか、

公募で一般客も約600人が無料招待されるとのことです。

甲子園を楽しみにしていた応援者にとって、これもビックリサプライズですね。

応募は本日10時からメール応募で先着順とのことです。


日時 9月19日(土)午後3時開会(予備日同20日)

場所 阪神甲子園球場

=応募方法=

観覧希望人数(2人まで)

宛先 henkan0919@asahi.com

件名「返還式申し込み」

全員の住所・氏名・当日連絡できる代表者の携帯電話番号を明記

電子メールで午後10時到着分受け付け。

先着順で招待メールがあり、印刷して当日持参。


102回目の甲子園を目指した球児たちに心寄せて...

2020-05-21 | 2020 夏 ☆ 甲子園

夏は来る!...そう信じ、願いましたが、球児たちの夢がまたひとつ奪われてしまいました。

全国の高校生、中学生、小学生...多くの夢も奪われてしまいました。

本当に心痛み、悲しみでいっぱいです。

人生の中には苦難もあり、この経験を糧に...力に...前を向いて...と言うけれど、

しかし、この夏じゃなければならなかった多くの人たちにとっては、もう戻っては来ない夏となってしまい、

それを受け入れ、気持ちを切り替えることはそう簡単なことではないと思います。

私たち応援者には、また来年がある。

しかし、二度と戻ってこないものを失った彼ら彼女たちのために、

少しでも可能性が残されているなら、その中で出来ることを大人が考えて

この悲しみ、心の痛みが少しでも癒される場をどうか創ってあげていただきたい。

高校ではインターハイが中止になり、夢奪われた選手が多く居ます。

高校球児も第102回全国高校野球選手権大会が中止となりました。

高校野球は他競技と所属連盟が異なることで判断の時期も違いました。

高校野球の判断がそれらより後になったことで、大会開催の可能性があった高校野球に対して、

高校野球だけが特別じゃないという怒りのような声を多く見かけました。

高校野球が特別なのではなく、他競技3年生の選手や他部門部活の生徒さんにとって特別な夏だったように

高校3年生球児にとっても同じようにこの夏が特別なものであっただけです。

そして、それらの選手や生徒さん、親御さん方の悲しみと

球児たち、球児の親御さん方の悲しみも同じです。

どちらも、可能性があるのなら子供たちの夢のためにと願う気持ちも同じです。

同じように大人が模索し続けた結果を出すタイミングが違っただけのことだと思います。

自分たちだけ出来ればいいというような考えは、そこには無いですし、

恨むは人ではなく、高校野球や球児に怒りのような気持ちを向けて欲しくないと切に願います。


また、開催可否決定が高野連から正式発表される前に、中止されることが決まったかのような報道もありました。

自宅で自粛中の球児たちは、それを学校から聞くのではない形になり驚きと動揺が走ったことだと思いますし、

高野連から発する結果を聞くのとは、結果が中止であったとしても受け止め方が大きく違ったと思います。

私自身も高校野球、高校球児を心から応援する一人として、20日まで希望をもって開催されることを願い

待っていましたので本当に驚きましたし、身体も気持ちも固まってしまいました。

大人社会の事情があるのかもしれないけれど、子供たちの気持ちを一番に考えた

報道の仕方をして欲しかったと、そのあり方に憤りを感じました。


第102回全国高校野球選手権大会で輝くはずだった全国の高校球児が輝ける別の場所を

何とか創ろうと各都道府県の高野連、高校が動き出しています。

それも全ての都道府県で実現できるかは分からないですが、できないことを考えるより

できる可能性の中で、できることを探してぜひ実現していただきたいと思いますし、

全国の球児がその場所に立ち輝きを取り戻し、この悲しみが...流した涙が...癒されることを心より願います。

他競技やスポーツ以外でも夢奪われた子供たちにも、そういう場所が創られることを願ってやみません。

そして、もうこんな悲しみを受ける子供たちが増えないよう、この事態が収束することを願います。


全国に非常事態宣言が発令されて、自分自身、仕事も完全在宅勤務になりひと月半ほどになりますが、

こんなに長い期間、在宅で仕事をした経験は初めてで、人との接触を普段から8割どころか9割以上避ける

生活をしてきましたが、こんなに苦痛なものだと思い知らされました。

子供たちは楽しみにしていることを多く奪われる中で、それ以上の辛抱の期間を過ごしていますが、

大人でもこんな苦しい気持ちになるのですから本当によくがんばったと思います。

先に緊急事態宣言が解除となったところでは、学校生活も少しづつ取り戻ってきているようですが、

この辛抱の分以上に、友と笑顔を創って下さい。

本日、近畿3府県は解除の見通しだということで私も心待ちにしています。

まだまだ予断できない状況ではありますが、みなさんくれぐれも気をつけてお過ごし下さい。


球児たちが開催に希望をもち、長い自粛生活を強いられている辛抱に、

私も開催に願いと希望をもち、自分が楽みしにしている高校野球についてブログを書くことを

決定がなされるまで...と思い自粛してきました。

球児たちが前へ進もうとしている中、自分にできることは小さなことですが、

私も甲子園きっぷを再開し、球児たちと一緒に進んでいきたいと思います。

102回目の甲子園を目指した球児たちに心寄せて...。