ふぶきの部屋

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宝塚コラム・・・貴城けい1作退団

2006-09-10 10:57:05 | 宝塚コラム

 多分、多くのヅカファンが「もう二度と出来ないでしょう」と思っていた筈。

あれほどファンの顰蹙を買ったのだから」

「ジェンヌとファンをあれだけ傷つけたのだから」と。

それなのに、繰り返されてしまった貴城けいの「1作退団」

一体劇団は何を考えているのか・・・(何も考えてない)

 

 匠ひびきと絵麻緒ゆうの1作退団の時、当時の新専科制度の

絡みもあって、ヅカファンは本当に多くの涙を流した事がありました。

(匠の場合はワイドショーにまで取り上げられてしまった程)

あの時の傷はまだ完全に癒えていないファンも多いと思います。

ネットなどで色々見ていると、あの時を境に

「きっぱりヅカファンをやめます」という人も多かった・・・・

チケット代は決して安くないし、ジェンヌへの奉仕や心遣いも決して

楽ではない・・そんなファン生活を送ってきて、やっとこれからトップに

なって日の目を見るぞーーと思っているところに

突然の退団発表

これはもう、ファンをないがしろにしているとしかいいようがありません。

 

タカラジェンヌは最下級生の一番成績の悪い子に至るまで

「ファンに支えられて」存在しています

楽屋への入りや出、お茶会、差し入れ(お弁当にお花に楽屋着に化粧前・・)

どれもこれもジェンヌにとっては「競争」の対象になるので、

本人の力だけではどうにもならず、結局はファンに助けてもらうことに

なるのです

無論、ファンは大好きなスターが出世していく為ならと、一生懸命尽くします。

毎回、役がつくたびに一喜一憂し「もっとチケットを買わなくちゃ」と

頑張ったりします

途中で退団していく生徒だって、ファンとの関係を最後までいいものに

して「美しい思い出」を残していってくれる・・・・

そんな期待を込めてのファン生活なわけです

 

そういったファンの努力を無残にも打ち砕くのが「1作退団」でなくて

何でしょうか?

そもそも、ジェンヌがジェンヌとして続けていく限り、スターになる為に

「ファンの資金援助(チケットを大量購入、グッズの購入、差し入れ)」

がないと成り立たない職業劇団そのものが問題なのではないか・・・とすら

思ってしまいます

 

「入りや出の人数はチェックしているぞ お茶会の人数が少ないと

スターにしないぞ 主演作のチケットが即日完売じゃないと路線に

上げないぞ」とファンを脅し続けて、最後に

トップにしてやったんだからもういいだろう」とばかりに退団させてしまう。

一生懸命なファン程挫折感が大きいのではないかと思います。

(いくら宝塚はさいよなら公演で稼ぐとはいっても冷たすぎますよね)

 

貴城けいは退団記者会見では「再スタート切るなら年齢的にも今の方が

と殊勝に言ったそうですが、

心の中ではきっと納得できないもやもや感に包まれ、自分を支えてくれた

ファンの皆さんに申し訳ない思いで一杯だと思います。

元々「雪組の御曹司」だった貴城けいが、

いきなり宙組に落下傘トップというのにも驚かされました。

「雪組の貴城けい」が好きだった人も多くいたでしょう。

でも「トップさんになったのだから」と無理に納得しようとした矢先の

退団発表です

香寿たつきと絵麻緒ゆうのトレード、安蘭けいの組替え以来、

雪組の人事には不可思議で納得しづらいものが多く、非常にファンの

心を逆なでしてきた歴史があります

そういう意味では、今回の貴城けいも同じ憂き目に合ってしまったという

事なのでしょう。

本当に悲しいことです。

某サイトでは盛んに

これからのファンはスターが路線に乗っても、いい役がついても

安心できないハラハラドキドキのファン生活を送ることになるでしょう。

いつ劇団に裏切られるかわからないから」と語られています。

それに乗じて「噂」の域でしかないけど、

裏事情が語られたり、次期トップを叩いたりと・・・とにかく怒りの矛先を

捜しているようにも見えます

そんな殺伐としたファン生活を送らないといけないのが、今の宝塚ファンです。

 

小林一三翁が生きていたら、この事態をどう見るのでしょう・・・・

もう一度生き返ってほしいですよ・・・ほんとに・・・・

 

 

 

 

コメント
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