ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

たけしの日本の教育白書

2006-11-12 11:04:56 | ドラマ・ワイドショー

 やってくれました・・・延々と6時間も

録画しつつ見たんですけど、見る方も疲れましたよ

昨日は、いわゆる「文部科学省への自殺予告」当日だったわけで。

ゆえにそれに絡めての話題として「いじめ」が筆頭に上げられ、

「死をもって復讐してはダメだよ」的なメッセージもあったと思うんですけど

石原さんの「死ぬなら早くしろ」発言でもろくも崩れ去った

(都知事のいわんとする事は理解出来ますが、みんな素直な視聴者ばかりでは

ないしねーー久米さんみたいな人もいますからーー

 

 「いじめ」問題について

このところ、NHKや民放の報道番組でも散々取り上げられていて

飽き飽きしてきた感はありましたけど、

やっぱり普通の小学生達の会話を聞いている親の表情は斬新さがありました。

「いじめは楽しい」

「苛められる側が悪い」

「自殺するしかないならしょうがないんじゃないの?」

「死んでも生き返ると思う」

なんて台詞をまさかわが子が言うとは思わなかった親ばかりのようで・・・・

ただ問題は、この親子が家に帰ってどんな会話をするかという事に尽きますが。

泣きそうになってるお母さん達・・子供達はこのお母さんの涙をどう

思うんでしょうね

つまり・・多くの親はまだ「いじめ」は他人事だと思ってる場合が多いということ。

だからこんなにショックを受けるんでしょう。

 

 先生を悩ます親達について

まあ・・・給食費を払わない親が実際に画面にむかって(顔は隠れていたけど)

「義務教育だから給食費は払わない」

「もっとおいしい給食を作れってかんじ」

「NHKの受信料だって払う人と払わない人がいるじゃないか」

と言い切ったことにはさすがにびっくりしました

「教育を受ける権利」としての「義務教育」を間違えて捕らえているのでは?

学校に行かせてやってる」みたいなエラソーな親達ってなに?

給食費より携帯が大事。子供だってそういってますから」ってのはもう

末期症状だよねーー

ヤンキー先生をせっかく登場させたんだから、もっともっと意見を聞きたかったです。

 

 学級崩壊への道

あれ、再現VTRだからまだ「嘘」だと思っている視聴者は多いと思うんですが

実際もきっとああだと思います

(現に姫のクラスはすでに学級崩壊状態らしいですから)

腕を掴んだだけで「セクハラ。教育委員会に訴えてやる」とか言われて

言い返せない教師の姿が実に哀れですよね

文部科学省は「体罰」の規定を変えるべき・・・

っていうか、子供達がこんなに大人の台詞の揚げ足取りばかりしていいんですか?

屁理屈こねて何でも自分の思い通りにして教師をへこませていいんですか?

「教えてもらう立場」であることをもう一度親子に教えないといけないのでは。

 

 家訓・・・イギリスとアフリカの「品格」教育

まず「家訓」はつまんなかったです。

箸休めのコーナーだったんでしょうか・・・(だったらはしょってくれーー)

「家訓」イコール「品格」って事なのかな

代々続く家訓は別にして「一家に一つの家訓」に関してはお遊び的な感じが

して嫌でした

イギリスのラグビー校・・いいよねーーああいう教育。

(たけしは怖いっていってたけど、その気持ちもよくわかります)

いい部分しか映してないけど、絶対に「いじめ」や「階級差別」があると

思います それに対して先生たちの対処の方法を知りたかったですね。

でも、先生たちが言う事は全て当たり前の事じゃないの?

日本だけよーー教師が「規律」を教えられなくなった国って

マサイ族の教育も独特ですけど、これも当たり前の教育ですよね。

 

 久米宏&石原都知事の会話

要するにこれがメインだった筈なんですけど

久米さんだけが出てきて太田君やたけしと会話している間は

とっても意義のあるものに見えていたんですけど、都知事と宏高氏が出てきた

あたりから「身内の会話」「石原家の自慢」に成り下がってしまいました

そもそも石原家のような家族は日本を捜してもそうそういないのですから

例として取り上げること自体がおかしいんじゃないのかな

良純氏の苦虫を噛んだような顔がリアルでほっとしました

 

確かに都知事の言うように「成熟から腐敗へ」向かっているのは今の

日本だと思うし、「緊張感が足りない」ってのもわかるんですよね。

でも、それを変えていく方法までは定義できない

久米さんの言うように「時代を戻すことは出来ないんですよ」ってのは

まさに正論です

小学生が携帯を持つのがおかしいといって、今更取り上げる事は出来ないし

法律で禁止する事も出来ない

それが現実ですよねーー

 

私たち視聴者は、はっきりいって石原家の「父親が偉かった教育」論を

聞きたかったわけではなかったんです

(宏高氏が出てくる必要は全然なかったの。あれこそ親の七光り)

都知事として、今回の「自殺予告」はいたずらだと断定したのは

わかりましたから、それいついて・・・そして解決の方法について

都としてはどうするのかを聞きたかったです

それを「死ぬならさっさとしろよ」と言い切って終わり・・・・

「僕達の時代にもいじめはあって喧嘩をしてやっつけた」

「息子に喧嘩の方法を教えた」

みたいな時代錯誤な事を言われてもなーーんもなりません

あおういう台詞は50代以上のおじさんが好んで毎回言ってるでしょ。

「僕達の時代は・・・」って

そういう時代じゃないから困ってるのに

 

まあ・・とりあえず爆笑問題のお二人さん、お疲れ様でした。

(とりわけ田中さん、頑張ったよねーーー)

でも「太田総理と秘書田中」っていう番組とやたら被って見えたのは

なんでかなーー

 

もっともっとたけしの本音も聞きたかったよね

実際の小学生や中学生達との討論なんかをすればよかったのに・・・と

思いました。

コメント (2)
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