ふぶきの部屋

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華麗なる一族

2007-03-12 10:29:53 | ドラマ・ワイドショー

 華麗なる一族 

 

もしこのドラマに欠点があるとすれば、それはまさしく、物語の視点を

大介じゃなくて息子の鉄平の立場から描いたことでしょうか

(原作の主役はお父さんだものね)

やっぱり大介を主軸にして、父に愛されたいと思いつつ叶わなかった長男や

父の背中を怖いと思いつつ反抗も賛成も出来ない次男の苦しみとか

閨閥結婚の犠牲になっていく娘達の悲しみを描いたほうがより

ドラマチックに出来上がったのではないかと思います

(最終回の予告を見てたらついそう思ってしまいました・・・

 

さて、今回のお話は最終回へ向けての助走だったと認識しています。

緊迫する裁判のシーン・・・大介さんはすっかり悪役になってましたね

鉄平君の台詞

資源のないこの国の企業が海外の企業と戦って行くには優れた

製品を作るしかないんです」

これねーー高度経済成長を支えた言葉ですよね

この崇高なる精神のもと、日本の技術力は世界を圧倒して来たわけです。

でも、今はどうでしょうか

「資源のない国」という意識が完璧になくなって驕ってばかりの企業です。

今一度、この台詞を胸に日本の企業は再生していかないといけないんじゃ・・

 

ここのキムタクの長台詞はちょっと滑舌が悪かったけど、いいシーンでした。

それぞれ無言の演技を見せてくれましたけど、こういう「無言」の表情で

ものを言うというのが・・役者の本領発揮ですね

そういう意味では銭高さん・・いい顔だったですよーー

 

そう、今回の主役は銭高さんですよね

必死に大介に取り入ろうとしている卑屈な態度といい、逃げ回る姿といい

そして裁判に登場した時の姿といい、銭高さん、ベストアクトです

小心者で超庶民の演技がとてもリアルでした。

一方で、どこまでも崇高で正義感に溢れているのが鉄平

好対照です。

 

好対照といえば、前向きに頑張る鉄平と酒におぼれる銀平・・・

これまた本当に対照的な二人なわけで。

「父親」という人間を間に挟んで翻弄される息子達

ああ・・万俵家って一体なによーーとつくづく思います。

家の存続の為、会社を守る為、自分の家族を崩壊させていく大介氏。

皮肉なものですよねーー

 

そうそう・・・銭高さんの息子と遊ぶ鉄平君を見てたらついつい

「キムタクも息子が欲しいだろうなあ・・・」と思ってしまいました

キムタクパパが息子とキャッチボールやサーフィンをする姿って想像すると

楽しい

一方で、将来心美ちゃんが「結婚します」なんて言ったら、きっと

怒りまくるだろうなーーと想像するともっと楽しいです

(キムタクの娘と結婚する男性は大変だわーー

 

話しがそれましたが・・・

来週はいよいよ最終回です。

何だか号泣しそうな予感

コメント (5)
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