ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
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ディートリッヒ

2010-03-14 13:43:19 | ヅカOG その他舞台

 昨日は、うちのジュニア君と姫ちゃん、二人で東京宝塚劇場に

お出かけ。姫ちゃんは「お兄ちゃんとのデートっ」と喜び、地味好み

のお兄ちゃんに合わせた服装

お芝居・・・全然わかんなかったけど、お兄ちゃんに聞いたらわかるって。

で、全部説明してもらったの。それからアイスクリーム、奢ってもらったの」

だそうで え?あのお兄ちゃんが舞台を解説したって・・・?

わけわかったんだーーみたいな?

ジュニアに「ショーはどうだった?」と聞いたら「派手」の一言でした。

 

 ディートリッヒ 

昨日、青山劇場に「ディートリッヒ」を見に行きました。二階席に

水君と真矢さんが来てたようですが、2幕目始まる瞬間に「ええっ?」とか

客席から聞こえてくるまで気づきませんでした。

 

 ひどすぎるぜ・・・脚本が

脚本の第一稿がひどすぎて大夫手を入れたという話は聞いていました。

それにしてもひどいっ

売れない舞台女優だったマレーネがいきなりオスカーを手にしたかと

思えばいつのまにか反ナチになって・・・戦場へ行ったかと思えば

いきなり戦争が終わって・・・ディット・ピアフ(花總)とのどうでもいいような

場面があり・・・ラブシーンか?とみまごうシーンまで。

ラストは「李香蘭」のラストかと思いましたよ

それでも客席はわーわーきゃーきゃー、拍手も予定されたところでしなさい

という指令が飛んでいたのか、いたるところで拍手

主役以外はどうでもいいような役で、特に母親役の今陽子さん、出番は

少なくて歌って終わりで可哀想

宝塚でいうなら児玉明子脚本って感じです。

 

マレーネ・ディートリッヒ、エディット・ピアフ、ジャン・ギャバン、

ヘミングウエイと言えば20世紀を代表する人達ですが、私達の世代ですら

名前は知っていても実際にどうだったかはわからない人が多かったと

思います

ジャン・ギャバンもマレーネ・ディートリッヒも私の父が大好きだった

俳優さんで、「ジャン・ギャバンといえば「ギャッツビー」だな。

ディートリッヒ程美しい女優はいない」とまで言ってました。

そんなわけで、娘として思い入れはあるわけです

だからこそ、なぜドイツ人の彼女がアメリカの市民権を得て反ナチに

なっていき、母親をベルリンに置き去りにしたのか。なぜ戦後15年も

経って戻ろうと思ったのか・・・という心の葛藤をこそ描いて欲しかった

そうおうものが一切なくて、ただの絵巻になってしまったのが残念。

ディット・ピアフ(花總)などはいなくても構わない役ですけど、いかにも

ファン向け2ショットみたいなやりかたをされると・・・引きます。

(男役と女役ならともかく、女同士でラブシーンされても背中がざわざわ)

気の毒だったのは鈴木綜馬以下出演者です

彼らは仕事だから精一杯やってるのに主役二人が身内受けを狙ってだけ

演じていては意味がないでしょう。

 

 和央ようか

非常に背が高くて相変わらず細いので、何を着てもよく似合うし目立つし。

声も高くしてそれなり?

ゆえにモデルとしてはやっていけるんじゃないかと思いますが、女優として

はもう・・・あかんかも 身も心も本当は男?じゃないかと思うもの。

元々演技派ではないのはわかってたけど、宝塚時代は「あて書き」によって

かなり加点されていたんだなあと・・・

歌もしかり。この所彩吹真央の歌ばかり聞いているから、妙に和央の

歌が下手に聞こえて・・っていうか、聞きづらく抑揚がない歌い方

何より、切羽詰った感やギラギラ感がないのが問題。

お客さんがみんな自分のファンだと思って安心しきっているのでは?

 

ただね・・・麻尋えりか演じる娘とのやりとりはまあまあなのよ。

ドラマに出たときも主婦役がいがいとハマっていたのにびっくりしましたが。

みかけはバリバリキャリアウーマンなのに中身は主婦なのか?

決断をぱっぱとやっていく役より、おろおろしているほうが似合うのかも。

でも、どちらにせよ・・・もうちょっと頑張らないと駄目だよ。

 

 花總まり

 

ディット・ピアフ・・・とはいっても1幕ちょっと。2幕目は唐突に出てきて

カレシが死んでディートリッヒに慰められ、延々と抱きしめられるシーンまで

あって、たかちゃん&お花ファンには「萌えーー」なんでしょうけど

私には二人の自己満足シーンにか見えず

せっかくの「愛の賛歌」も、なんだかなあ・・・・・・

 

花總は相変わらず美しく、尚且つ演技力も歌唱力もそれなりにアップ

しているし、大胆な演技も健在。

でも、どこか遠慮しているのよね 和央とは背丈のつりあいが

他のどの俳優陣よりもとれているので、やっぱりコンビを組むなら

ヅカ風で・・・と思ってしまいます

たかちゃんがトップとしてカリスマ性を発揮出来たのはやっぱり花總の

お陰ではないかと。

でも、このまま二人がこういう形で共演してしまうと、他の共演者から

浮いてしまうし、何よりも花總が輝けない 遠慮ばっかりしてるし。

一切飾りのない黒い短いドレスなんかより、お花ちゃんにはゴージャスな

ドレスを着せたい ああ、今からでもエリザベートを

 

吉田都さんのバレエは素晴らしかったけど、わざわざ出演させる

必要性があったのか?

話題作りだけ・・・・これで12000円のチケット代は高すぎる。

とはいえ、ロビーでは「和央ようかグッズ」は飛ぶように売れ、

スタンディングは起きるし、出待ちの数も半端じゃなく未だにファンクラブが

おそろいの服着て仕切ってるし・・・・・

何をどういわれようとこの人はそう生き続けるんでしょうね。

 

 

 

コメント (6)
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