ふぶきの部屋

皇室問題を中心に、政治から宝塚まで。
毎日更新しています。

マルモのおきて・仁

2011-05-30 08:36:51 | ドラマ・ワイドショー

ちょっと菅君、帰国早々「消費税を10%に上げる」のを6月に決定って本気?

10%だって10%・・・「復興に使います」とかいって実は国家公務員の給料に?

 

 マルモのおきて 

 

  かおるは隼人君に「ささぶたがおる」と言われたり、

   「マルモは家族じゃないから捨てられるぞ」と言われて傷つく。

 

 マルモが「男の子ってのは好きな女の子をからかうもんだ」といい、女性達に

  大顰蹙を買ってしまうわけですが・・・・何で男はそう考えるわけ?女の子って

   意外と傷ついているもんだってば

   隼人君がからかったのはかおるが好きだからではなく、羨ましいからでしょう?

  自分の所の親は共稼ぎで滅多に遊んでくれないし、学校にも来ない。

  でもマルモは・・・・って所でしょう 単純に「好きだから」とはいえない事情が

  見えていますね。

 

 隼人君が怪我をしたのは自業自得なのに、何でかおるが謝らないといけないのか

  わかりません 先生も「怪我をさせたのはかおる」って言ってるけど、きちんと

  話を聞いたのかーーって感じで。

  ラストシーンで謝ってましたが、そんな事する必要ないんじゃ?

 

 そういえばかおる達がしょってるランドセル。一年生は普通、黄色い交通安全

  カバーをつけていると思うのですが都内はつけないのかしら?

  防犯ベルももっと目立つ所につけてる筈だし。それに、今時の小学生って意外と

  荷物が多いんですよ?毎日水筒ぶら下げてたりしますし、週末なんか大変。

  体操着やら上靴やら給食のエプロンら全部持ち帰りだし。

  かおる達は身軽だなあーーと思ってしまいました

 

 仁 JIN 

 

 野風が結婚する。

 野風は乳がんが再発。けれど妊娠している。

 

 久しぶりにグロい映像なしのほっこりした話でしたね。

  咲さんがコーヒーやシャンパンに驚いたり、飲みすぎて酔っ払ったりするシーンは

  楽しかったし。(コーヒーには砂糖を入れなさいよ・・・っていうかフランス人の

  旦那ならカフェ・オ・レが普通じゃない?)

  まあ、仁先生はブラックで「これがクセになるんです」とおいしそうに飲んでましたが

  日本人には理解出来ない苦さだよねーー

  ましてやシャンパンのような炭酸入りは青天の霹靂かも。

 

 やっぱり野風さんは乳がんが再発していましたか・・・でも、2年も持つのかなあ。

  治療なんてほとんどしないわけでしょ 若い分、進行も早いんじゃないかと

  思うのですが。

  でも野風さんの「この子は私の夢でありんす」には泣けました

  子供を産むってそういうことだよね。たとえ自分がいなくなっても、DNAを通して

  未来に命が繋がっていく、という事は間接的であれ自分もまた未来を見る事に

  なるのだと 見事な考え方です。無事に生まれて欲しいなあ。

  この期に及んでも仁先生は彼女の事を考えているんだもんね。咲さんも・・・辛いね。

  本来ならおばばさま・・・・だもんなあ

 

 「歴史の修正」を恐れる仁先生は野風の出産を手伝おうとはしない。

  でも咲さんは「野風さんは全てを知っていて仁先生の為に子孫を残したいと

  思っているのではないか。今の時代に生きる野風さんがそう考えるという事は

  それは修正されるべき歴史」ではなく「ただの歴史」ではないか」というのですが

  いやーー哲学的と言うか、そんな複雑な事を言われてもなーー

  咲さんはただの箱入り娘ではなかった!!医学だけでなく哲学にも通じる最強の

  キャリアウーマンではないかしら?

 

 しかも、自分が出産を手伝うことで先生の影響をなくそうとするあたり、本当に

  頭がいい女性なんだなあと思いました。

 

 野風さんのウエディングドレス姿、綺麗でしたねーー  上品でシンプルで。

  ほんの一握りだけど外国人と幸せな結婚生活をした日本女性もいたんですよね。

  最後にそんな幸せをつかめてよかったなあと思います

  でもやがて戊辰戦争でしょう?横浜の居留地の人たちは・・・・フランスは幕府に

  ついたんでしたっけ?

 

 着々と坂本龍馬暗殺へのカウントダウンが始まってますが・・・この先、どうなるか

  楽しみです。

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ふぶきの脚本講座・・・バラの国の王子13

2011-05-30 08:30:03 | 宝塚コラム

第17場 商人の家

獣たちは居残り、鏡が引き取られ、ベッドに臥せった商人が残る。

獣達; ♪ ベルさまは今頃目覚めて お父様と会われた頃 

獣達、去る。ベルが駆け込む。

ベル; お父様!

商人; おお、ベル!我が娘よ。

ベル; お体の具合は?

商人; お前が帰って来てくれたんだ。寝てなんかいられるものか。

ベル; 無理なさらないで。

商人; 野獣の所から逃げてきたのかい。

ベル; 逃げてきたのではありません。帰るのを許されたのです。お父様、心配しないで。

     あの方は優しく、立派な心を持っています。

商人; あの方って・・・野獣のことか?

ベル; 家臣のみんなもいい人達ばかり。

商人; 家臣・・・

二人の姉が出る。

長女; お父様。え。

次女; あなた。

ベル; お姉様。看病に来て下さったのですか。

長女; え。ええ。

次女; まあ。

ベル; お願いがあります。私がここにいる事は、誰にも告げないで下さい。

商人; ベル、どうしてだい?

ベル; 私はここに一週間しかいられません。

商人; そんな・

ベル; でもその間、つきっきりでお父様のお世話をいたします。

二人の姉、舞台の上下へ。

長女; あなた、この頃どう?ハンサムな旦那様と暮らしは?

次女; 最低よ。ハンサムだからって、自分の容姿ばかり気にかけ、私を見るたびに

    軽蔑するの。お姉様はどう?姿形より頭のよさ?

長女; 最悪だわ。頭がいいのはいいけれど、その頭のよさでだれかれなく

    貶めるんだから。しかも真っ先に、私を貶めるの。

次女; これでは何のため。嫁いだのかわからない。

長女; そう嘆きあおうと実家によってみたら。

次女; オモテの馬車には、宝石がぎっしり。

長女;そして

二人; ベル。

長女; あのコ、野獣に食べられたんじゃないかったの。

次女; 肌なんか、前よりツヤツヤして。

長女; いいもの食べてるのよ。

次女; いい思いしてるのね。

二人; くやしい。

長女; いいこと思いつきました。王様に、あのコが帰って来たって教えましょう。

次女; いいわね。国中で野獣を探してるところよ。

長女; 私達、王様に褒められるわ。

次女; 舞って。そうしたらベルは王様と結婚して、お妃様になってしまう。

長女; 大丈夫。ベルは王様が嫌いよ。間違いなく王様を怒らせるわ。

次女; それもそうね。

長女; では。

次女; さっそく。

次景へ。

 

    

 

第16場 商人の家

鏡が引き取られ、ベッドに臥せった商人が残る。ベルが駆け込む。

ベル; お父様!

商人; ベル!ベルじゃないか?

ベル; ええ、私よ。

商人; 生きていたのか?おお、信じられない。幻ではないだろうな。

ベル; 幻なんかじゃないわ。帰って来たの。

商人; よく顔を見せておくれ。神様、感謝します。私の娘が無事に戻ってきた。

ベル; お体の具合は・・・

商人; 私は大丈夫だよ。お前の顔をみたら一辺によくなった。よく逃げ出して・・・

ベル; 逃げ出したんじゃないわ。一時的に帰って来ただけよ。

商人; 何だって?

ベル; あの人はとても優しくていい人なの。召使の獣達も面白くて。

商人; 何を言ってるんだい?よくわかるように話しておくれ。

二人の姉が出る。

長女; まあ、ベル!ベルじゃないの。

次女; 生きてたの?信じられない。

ベル; お姉様達、お会いしたかったわ。

長女、しげしげとベルを観察する。

長女; どこも食べられてはいないわね。そのドレス、随分いいものじゃない?

次女; 何でそんなに肌がツヤツヤして元気そうなの。野獣の邸は居心地がいいの?

ベル; ええ。庭にはバラが咲き乱れているし、野獣はちっとも怖くないわ。でも

    お姉様達、私がここにいる事は誰にも言わないで。

長女; 何でよ。

ベル; 一週間しかいられないの。

商人; そんな。

ベル; 野獣と約束したのです。だから内緒にしておいて。

二人の姉、舞台の上下へ。

長女; あなた、この頃どう?ハンサムな旦那様と暮らしは?

次女; ええええ、最高よ。彼、毎日きゅうりでパックして卵と牛乳で髪を洗ってるわ。

     鏡に向かってうっとりするのが日課よ。超が付くほどナルシストで・・時々

     バカじゃないかと思うわ。お姉様は?容姿より頭のよさをとったでしょう?

長女; ええええ楽しくてよ。彼は毎日呪文のようにラテン語を唱えているの。

     食事の間も本を読んでるし、そのせいで視力がよわくなって私の顔が

     見えないくらいよ。

次女; つまらないわ。それに比べてベルはどう?私達よりもいいドレスを着て、何だか

     幸せそうじゃないの。

長女; 全くだわ。何でいつもあの子ばかりいい目に合うの。

そこに悪しき精霊が現れる。魔術にかかる二人。

悪しき精霊; ♪ お前達の醜い心こそが力 

二人; ♪ 悔しい 憎らしい 許せない ♪

悪しき精霊; ♪ 泥のような思いは心に広がり覆い尽くす ♪

      お前達の憎き妹が戻っているのか。

長女; はい。戻っています。

悪しき精霊; では王に伝えよう。

次景へ。

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ふぶきの脚本講座・・・バラの国の王子12

2011-05-30 08:05:31 | 宝塚コラム

16場 野獣の邸

野獣、銀橋を歩いていく。本舞台にて獣達が歌う。

獣達; ♪ ベル様とご主人様は表向きはお変わりなく 

虎; 仲むつまじく過ごしておられます。

ライオン; けれど、何かが変わってしまいました。

ジャガー; 無邪気さは消えうせ、交わす微笑みもどこか儚げなのです。

鹿; ご主人様はもしかしたら、私達を思って告白なさったのかもしれない。

チーター; そう考えると、みな胸がしめつけられるようです。

ベルが銀橋に出る。

ベル; あなた、あなた。

野獣; どうしました?

ベル; 今朝、鏡を見たの。そうしたらお父様が寝込んでおられて。

鏡の向こうに商人が見える。

ベル; お姉様達は結婚され、もう家にいません。お父様は一人ぼっちで、病に

       苦しんでいます。その姿を見ているだけで、私は苦しくて、苦しくて。

野獣; あなたの苦しみは私の苦しみです。

ベル; お願いです。どうか家に行かせてください。

野獣; ベル、家へ帰ったらあなたはもう戻ってこないのでは。

ベル; 約束します。一週間たったら必ず戻ってきます。

野獣; (やや考えた後、指輪を差し出し)この指輪を持っていってください。

虎; ♪ あの指輪は ♪

野獣; これを指にはめれば、ここへの道を示してくれます。瞬く間に戻ってこられるでしょう。

獣達; ♪ では ベル様は行ってしまう 

ベル; 家に帰るのを、許してくださるのですか。

野獣; 今夜はもう、お休みなさい。明日の朝、目が覚めたら、お家に戻っていますよ。

ベル; ありがとう。本当にありがとう。

ベル、去りかけて立ち止まる。

ベル; あなた。

野獣; どこへ行くにも、指輪を持っていてください。

ベル;私、あなたが大好きです。

野獣; ・・・おやすみなさい。

ベル; おやすみなさい。

ベル、去る。野獣、銀橋にて告げる。

野獣; 家臣たちよ、聞いているか。とびきりの馬車を用意して欲しい。財宝を積め

    込めるだけ詰め込むのだ。夜明けを待たず、ベルと共に家まで送り届けるよう。

    一旦送り届けたら、誰もこの森を出てはならない。とりわけベルのところへ

     行ってはならない。たとえ、あの人が戻ってこなくても迎えには行かないように。

獣達、悲しみを隠せない。

野獣;それから、あの人が戻ってくるまで、私の部屋の扉を開けるな。決して。

    誰であろうと。一週間を過ぎても、一月経っても。三ヶ月たったら、私はこの世に

    いない。

♪ そうしたら 庭の片隅に そうあの人と私を会わせてくれたバラの下に

 埋めて欲しい 

あの人のほかに 愛する人はいない あの人が戻らないなら

私は旅立つべきときなのだ ♪

鏡にも用がなくなった。誰が、何をみるだろう。

野獣、手を振り上げる。鏡、割れる。本舞台の明かり消える。野獣、一人去っていく。

次景へ。

 

        

 

15場 野獣の邸

野獣、銀橋を歩いていく。本舞台にて獣達が歌う。

獣達; ♪ 穏やかになられらたご主人様 ♪

虎; 私達はつい期待してしまいます。

ライオン; ご主人様とベル様がもっと仲良くなられる事を。

ジャガー; そしてこのままずっとベル様がここにいて下さる事を。

鹿; もしかしたら奇跡が起こるのではないかと。

チーター; 今の平和が私達には大切なのです。

ベルが銀橋に出る。

ベル; あなた、あなた。

野獣; どうした。

ベル; さっき、鏡を見たの。そうしたらお父様が病気で寝込んでいて。

鏡の向こうに商人が見える。

ベル; お願い。私を家に帰して下さい。お姉様達は嫁いでしまってもういないのよ。

    私、心配でたまらないの。

野獣; それは・・・・

ベル; 一日・・いえ、一週間。一週間経ったら必ず帰って来るわ。約束します。

野獣; 本当に?

ベル; ええ。必ず。

野獣; (やや考えた後、指輪を差し出し)この指輪を持って行くがいい。

虎; ♪ あの指輪は ♪

獣達が騒ぎ出す。野獣、そっと手を上げて止める。

野獣; これを指にはめれば、迷わず、瞬く間に帰って来る事が出来る。

獣達; ♪ ご主人様 それでいいのですか 

野獣; 私の目を見て。じっと。

ベル、催眠術にかかったように野獣の腕の中に倒れこむ。

獣達、銀橋でベルを受け取る。

野獣; すぐに家に帰してやれ。

獣達、ベルを抱いて退場。

虎; ご主人様。

ミスターモンキー; ご主人様のおっしゃる事はわかりますが・・・

野獣; 迎えには・・・行くな。様子を見に行く事も禁じる。

獣達、悲しみを隠せない。

野獣; 私は部屋へ行く。いいというまで扉を開けるな。絶対に。長い時が経ち

    私の命が消えたなら

  ♪ ベルに贈ったあのバラ園の下に埋めて欲しい

    私とベルを出会わせた あのバラの下に ♪

鏡などもう必要ない。誰が、何をみるだろう。

野獣、手を振り上げる。鏡、割れる。本舞台の明かり消える。野獣、一人去っていく。

次景へ。

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