そして宙組登場
平原綾香が歌いだし、2フレーズ目に振り返る北翔海莉の顔っ
あのにっこり笑顔で「宝塚のショーの世界へようこそ」って引き込まれました。
金髪の鳳稀かなめにびっくりしたけど。
私 「ちょっと 舞台メイクそのままで来たの?そんなアホな・・ドアップで
目元の色まで丸わかりだよーー普通の人が引いちゃうよーーおまけに
あの金髪。すごすぎる」
(私達はなれてるけど)
姫 「平原綾香になりたいっ羨ましい。羨ましすぎる」
私 「(平原を優しくみつめる鳳稀かなめに)
うーん。またファンが増えるかも つくづくこの人はアイドルだなあ」
姫 「ほっくんだって素敵だもん。十輝いりすだっか・・かっこいい
組長のダンスがあまりにすてき♪」
私 「やっぱり群舞ってこうじゃなきゃだめだよね」
鈴木雅之と祐飛以下メンバー
鈴木雅之のドアップの後ろに控える蓮水ゆうやと大空祐飛の背中に惚れたっ
ダメっ 抱きしめたくなっちゃう・・・
おまけにダンスの振り付けがいいし、マイク持って画面を見られた日には・・・・
やっぱり祐飛を捨てる事は出来ないわ(涙)
この場面、祐飛の歌の下手さばかり指摘されてるけど、曲の雰囲気をとても上手に
表情とダンスに取り入れて「宝塚らしい」シーンになっていたのでは?
後ろの群舞がとにかく「舞台をそのまま持ってきました」風で。
キザりかたがもうハンパじゃなくて
北翔の技術的にも表情的にも豊かなダンスにうっとり。悠未ひろの一瞬のアップと
キメポーズに落ちましたし、組長のかっこよさを再認識いたしました。
槇原敬之と野乃すみ花
姫 「すみ花ちゃん、可愛い。綺麗。こういうのを見ちゃうとAKBも少女時代も
下品にみえちゃう。あの白いドレス素敵だわーーネックレスも豪華」
私 「まあねえ・・一応トップ娘役だし。テレビ向きなのかもね それにしても
ドレスにドーランが・・・やっぱりそのまんま出てきましたって感じ」
姫 「舞台終わってから?すごすぎる」
そして祐飛が和して歌いだすと、槇原君が女の子に見える。
私 「これって完全に倒錯の世界かも。すみ花ちゃんだけまともだーー」
姫 「倒錯って何?」
私 「いや、だから男女逆転で複雑な恋愛模様で」
だって、ラストなんて槇原君をやさしく祐飛がみつめてエスコートだよ?
すっかり「女の子」になっちゃったヒゲ面の槇原君、あまりにも気の毒だわ。
客席が全員姿勢を正してきっちりと見てたのが印象的でした。
どういういきさつで出演が決まったのかはわかりません。
私は昨日まで知らなかったし
宙組さんは現在、東京公演中です。昨日は13;30分公演で舞台が終わるのが
16時30分。
それからリハーサルに駆けつけたtわけですから、舞台メイクを落とさずに
着替えだけして臨んだの?
ちなみに4年前、雪組と宙組が出た時のビデオをみてみたら、メイクがうすい。
あの時は彩乃かなみの「千の風になって」で「宝塚って歌が上手なのね」
「娘役さんが綺麗ね」という印象が強かったと思うんですが、
「たとえポップスでもヅカの手にかかるとこういう風になるんです」的な
最初にも書いたけど「ショーへのいざない」に思えましたね。
全面で歌う人の表情、群舞の人の表情やキザり方に「美学」「伝統」を感じると
いうか(だから姿勢が正しくなるの)本来宝塚が持っている上品な芸術を見せて
貰ったという感じ
考えてみれば全員「素」を出してはいなかったですね。
笑顔の一つ一つ、視線の一つ一つに曲のイメージを増幅させるものがあり
私達は雰囲気の中に飲まれていったような気がします。
(CMに切り替わるまで表情が変わらないって・・・すごすぎ)
でもそれでいいのでは?
宝塚はそういう世界だもん。 目を閉じると哀愁をおびた大空の顔が浮かんで
消えるというのがショーなんだし。
(ちょっと褒めすぎかしら)
ただねーー
公演中の合間を縫って出演する程の事だったのかしら?
今日は2公演だよ? 組長と祐飛君の顔に疲れを感じました。
短い時間でもあれだけの振り付けを覚えて、段取を覚えて。
宝塚では当たり前の事とはいえ、きついよねーー本当に
特に祐飛君は手抜きできない性格だし。
歌劇団ももうちょっと考えたらいいのにね。