ふぶきの部屋

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今時の女の子に読ませたい昭和の少女漫画16

2014-07-22 07:00:00 | 昭和の少女漫画

 今回はまた美内すずえです

今全作品を読むと、それなりのパターンがあったんだなと思いますが

当時は時代背景や設定の違いに毎回息を飲んでおりました。

 

 「帰らざる氷河」 昭和50年 別マ

登場人物・・・エリナ(オデット)

        アレックス・・・芸能マネージャー

        サルビア国王・・・エリナの父

        サルビア王妃

ストーリー・・・エリナはサルビア国王と歌劇の歌姫だった母との間に生まれた。

        父と同じ肩に花弁型のあざがある。

        王妃はエリナと母を殺そうと刺客を差し向ける。母は死にエリナは国を出て

        放浪の旅へ。

        やがて歌手の道が開け、成長し、サルビアへ帰る決心をする。しかし、そこには

        またも王妃の刺客が。

 

先日、この作品を読み直して不覚にも涙が。

死に瀕した国王が自分の娘をわざわざ招いて、アクシデントに際しても「マイクを使わずに歌え」

といい、そして娘の歌を聞きながらひっそりと亡くなる。このシーンがもう切なくて。

小さい頃はオデットの活躍にばかり目を奪われていたものですが、月日は流れるんですね。

 

 13本のキャンドル 昭和45年 別マ

登場人物・・・奈穂子(表紙)

        早瀬ミキ(表紙右)

        下村君

ストーリー・・・白血病で余命三ヶ月と診断された奈穂子の為に、普段はばらばらの

       家族が一つになって最後のクリスマスを盛り上げようとする話。

 

何だか明るくて胸がキュンとなるお話です。

漫画のストーリーというのはこういう風に作るんだよ・・・という見本を見せられているようで。

絵もまだまだ上手じゃないし、ストーリーにも無理があったりしますが

それでも最後は感動させてくれます。

 

 黄色い海賊船 昭和46年 別マ

登場人物・・・アン(表紙)

        ジェム

        エドガー

ストーリー・・・父が再婚したため、疎まれているアン。彼女をジャマイカに連れ出したのは

         旅行作家のジェムおじさん。彼の姉が父と結婚したという関係。

         しかし、島は盗賊団に乗っ取られていた。

         それを知ったアンとジェムは証拠を探そうとするが、捕まえられ、そこに津波が

         やってきて。

 

「黄色い海賊船」というのはノアの方舟のようなイメージでしょうか。

表紙は綺麗な絵ですが、中身はまだまだ発展途上の絵です。

ページの中に沢山のストーリーを入れ、それを何とかつなごうとしているので

かなり無理がありますけど、それでも最後に津波を持ってきて最大級に盛り上げる

手法にはただただ感服するばかりです。

 

 シャーロックホームズのひ孫の冒険 昭和46年 別マ

登場人物・・・シャルロット・ホームズ

        ワトソン(犬)

スト―リー・・・シャーロックホームズのひ孫だというシャルロット・ホームズが事件を解決。

        ある日、美術館でお披露目されたミロのヴィーナスの頭部が壊されていた。

        犯人を見つけるべく美術館へ潜入。

 

今じゃベネディクト版とかヤング・シャーロックとか、色々変型版がありますが

これが最初かもね。

 

コメント (5)
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