夢逢人かりそめ草紙          

定年退職後、身過ぎ世過ぎの年金生活。
過ぎし年の心の宝物、或いは日常生活のあふれる思いを
真摯に、ときには楽しく投稿

読書の時は、変則な時となり・・♪

2007-12-06 20:53:00 | 定年後の思い
私は年金生活の4年生の身であるが、
小説、随筆、歴史書、現代史などの読書をする時間が、
日常で相変わらず多く過ごしている。

ここ数日読んでいる本は、
佐野眞一・著の『この国の品格』(ビジネス社)であり、
この著作者に関しては、数多くの作品を読んでいるが、
未読の作品もある。

何時も感じるが内容自体が重く深いので、
さらりと読むことができなく、布団の中で精読することが多いのである。
うっかり読むと、行間から伝えられる著作者の思いが解からなくなるから、
中々次のページに進まない。

著作者の思いと受け止める愛読者のひとりとして、
描かれているテーマをキャツチ・ボールをしている、
と思ったりしている。
安易に読み過ぎると、著作者の豪速球を取れないのである。

このように著作者の真の意図が理解できた時、
感動し、そして感銘を受けるのである。

今回の作品は、寝付くまでの夜のひととき、
目覚めた朝の4時過ぎからの早朝の読書、
そして夕方の3時過ぎの夕寝の前のひととき、
と変則的な読書となっている。

私は日常の生活パターンが崩れてしまうと思いながらも、
著作者のボールを私なりに真摯で受け止めている。


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クリスマス・パーティーの最良の衣装は・・♪

2007-12-06 12:01:00 | 定年後の思い
今朝の読売新聞の添付されている広告を見て、
思わず、この人生に微笑み、と感じ笑いを頂いた・・。

創作性があり斬新な商品を販売する『東急ハンズ』の広告であるが、
この時節に相応しいクリスマスの関連商品を掲載していた。

【みんなおいで、うちのクリスマスパーティー。】

と標題され、私が最も魅了されたのは、

『誰でもすぐにサンタになれる』
若き男性が、帽子、まゆげ、スーツ、ベルトが付いて、
オールインワンのお手軽な変身セットと明記されて折、
深紅の衣装で白い縁取りとなっている。

価格は『サンタさんのスーツ』と命名され、
たった税込み1,995円と表示されている。

そして、プレゼント用の袋は、税込み1,260円と明記されている。


この横に、若き女性が、
『楽しく、可愛くパティーモード。』
と明題されて、微笑んでいる。

『スタイリッシュサンタ』として、帽子、ワンピースの衣装で、
裾のサイドのリボンがキュートなシルエットを表現、と明記されている。

この価格は、税込み4,990円となっている。

尚、いずれの男性のシューズ、女性の白いブーツは演出用で別料金、と小さく綴られている。


私はこの広告の容姿を見て、
ささやかな家族パーティーでも良いし、
オーバー・コートを羽織り、一流のシティ・ホテルに行き、
パーティー会場でオーバー・コートを脱いで、会場の人々を驚かせる・・
最良の衣装と思ったりしたのである。
たとえ、この衣装の前では、高価なドレスであっても、
太刀打ちできないと、私なりに微笑んだりしている。


我が家では、残念ながら私達夫婦は子供に恵まれることなく、
従って孫もいない身で、家族のクリスマス・パーティは夢の世界である。

ここ5年のクリスマス・イブの折は、
ささやかなクリスマス・ツリーを飾り、豆電球を点滅させ、
クリスマスに相応しい音楽を聴くことが多い。

そして家内はショート・ケーキの数品を頂き、
私は平素の弐合徳利で純米酒を呑んだりしている。

若き頃はこうした折、シティ・ホテルで外食などをしたりしたが、
昨今は年金生活の影響か、どちらかの温泉滞在でのんびりとした方が良い、
と家内は云ったりしている。

このような状況なので、深紅と白い縁取りの衣装は、
私なりの夢のひとつかしら、と微苦笑している。




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東京の郊外は、穏(おだ)やかな陽気となり・・♪

2007-12-06 09:09:00 | 定年後の思い
東京の郊外は、早朝は屋根、地面は霜で真っ白のベールのようであり、
陽射しが射し込むと、またたく間に消えうせてしまう。
日中の陽気は、13度前後が予測され、
穏やかな初冬の陽射しに恵まれている。
乾気となっているので、私なりに煎茶などを多めに頂き、
風邪対策などをしている。

気候はこの時節、平年並み、と報じている。

先程、天気予報のニュースを視聴していると、
北海道、日本海に面した地域で、雪マークが明示され、
札幌の雪の情景が映されたりしている。

こうした折、旅人だったら心身に享受できるが、
お住まいになって生活されている方達は、何かと労苦を感じてしまうのである。

少なくとも自動車が欠かせない移動地域が多いので、
ガソリンなどの高騰はお気の毒である。
私は年金生活の無力であるが、何よりため息を付くのは、
この地域にお住まいの方達がこの時節、
灯油などの高騰である。


私は7年前の2月、オホーツク海の流氷を観に行った時が想いだされた・・。

網走の海岸のホテルに連泊したが、
流氷は海岸から遠ざかり、やむえず斜里、そして知床半島のウトロまで流氷を追い求め北上した。

登山靴と冬のフィールド・ジャケット、耳当て付きの帽子などの防寒姿で、
路線バスに揺られ、ウトロが見え始めた峠て流氷が一望でき、海上の彼方まで広がっていた。

バスの車内は私達夫婦だけであったが、
ウトロのバス停の終着で降り立った。

そして、街並みを外れて、流氷に感動し、厳粛さを伴い、マイナス10度前後の海岸線に近い道、
ときおり風が吹く小さな岬などを積雪50センチの雪を掻き分け、
数時間歩いたりした。
その後、除雪された国道を歩き、ウトロの街の中の一軒屋の食事処に入った。

店内に入ると、熱気と風が感じられた・・。
地元の方達が雪まみれになっている私達夫婦を、
物好きの人もいるなぁ、という目付きで見られた・・。

簡素なテーブルと座敷となっていたが、一角に石油ファン・ヒーターの大型が、
熱気が風のように吹きつけていたことに気付いた・・。

北国では、こうした暖房装置が欠かせないことに実感し、
日本酒の熱燗を呑みながら、地魚の5種類を家内と食べ比べをしたりした。

このような北国の旅先で幼い体験を甦(よみがえ)ったのである。




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