昨夜、ネットでニュースを見ていたら、京都大大学院の藤井 聡(ふじい・さとし)教授を中心とする研究グループが、
新型コロナウィルスによる経済活動の縮小に伴い、
失業者が増加し、自殺者は史上最悪になるとのリポートを、5月1日発表されていた。
私は何かと無学なことが多いが、漠然としながらも、
ホテル・旅館、レジャー施設、飲食関連の企業、そして数多くの小売業に波及し、
倒産や自主廃業をする企業が出ている、テレビのニュースで学んだりし、
動顛してきた。
そして年金生活の無力な私でも、こうした悲惨な事態が続くと、社会経済が破綻して、
たとえ経済復興が出来たとしても、失われた人材、文化は二度と復活できない、
危惧したりしてきた。
このような事態を秘めてきた私は、今回の社会工学の第一人者である藤井 聡(ふじい・さとし)教授の論説を学びたく、
記事を精読し、多々教示させられたりした。
そして新型コロナウィルスのこれからの経済活動に関することに関心のある御方と共有致したく、
たまたま【 日刊スボーツ 】に配信されていた記事を、あえて転載させて頂く。
《・・リポートは、事態が1年後に収束する「楽観シナリオ」と、
収束まで2年かかる「悲観シナリオ」の2つを検討。
「楽観」は2020年度の実質GDP成長率マイナス14・2%、
2021年4~6月期にプラス0・8%に転じると仮定した。
「悲観」は2020年度マイナス14・2%、
2021年度マイナス5・2%と試算した。
失業率は「楽観」でも2020年度末に6・1%となり、
デフレに突入した2002年の5・4%を上回る高い水準になる。
「悲観」の場合、ピークの2021年度末に8%を超えるとしている。
失業と自殺は相関関係があり、失業率が1%上昇すると、自殺者は2400人増加する。
「楽観」でも、年間自殺者は3万4449人、「悲観」では3万9870人と予測した。
日本の自殺者は、1998年に初めて3万人を突破。
2003年に3万4427人で過去最高となった。
「楽観」でも「悲観」でも最悪の事態となる。
直近の失業率は2・5%(3月)、自殺者は1万9959人(2019年)。・・》
こうしたことを学び、震撼させられたりした。
もとより予期せぬ新型コロナウィルスが、昨年の11月の頃から中国で発生し、
やがて日本でも今年の1月頃から感染が拡大して、経済活動はもとより、社会状況が一変し、
亡くなわれた多くの御方、感染された多数の人々、医療崩壊まで危惧されている。
こうした中、新型コロナウィルスの影響で、今後の悪化、倒産などの主因で、
自ら命をたたれたさまざまな御方に思いを馳せると、涙を浮かべてきた・・。
こうした根底のひとつには、時代こそ差異があるが、私が30代のなかば、
私の次兄が自営業で、運転資金に失敗されて、自室で服毒で命をたたれ、
少なくとも次兄の妻、私の母、私の兄妹など、暗澹たる日々を過ごした体験がある。
新型コロナウィルスの収束は、いつの日にかあるが、
抜本的な新薬が開発されて、多くの御方が安心して服用できる日まで、
多くの御方が共有して、感染を縮小して、やがて終焉させなければならない。
このような思いを強くしていた時、たまたま私は、東京都の小池百合子知事が記者会見で、
「・・(略)・・感染拡大を防ぐことは、自分のことだと考えて下さい。
誰かがやるんじゃないんです。自分なんです」
と呼びかけ、外出自粛を改めて求めた。
こうしたことが無力な私が、実行できるのが、せめての武器でもある。
しかながら心の片隅では、終息まで一年は長いよなぁ・・溜息をしたりしている。