被造物(ひぞうぶつ)としての心を忘れると、
人間は謙虚(けんきょ)さを保(たも)てない。
かくして、
この世での尊敬がすべてになったり、
美人であることに執着(しゅうちゃく)が集まったりする。
健康で長生きできることは大事だが、
永遠の命である魂の存在を忘れて、
唯物的(ゆいぶつてき)生存を最高価値だと考えるようになると、
人生から「徳」が失われていく。
しかし、迷信や占いにとらわれすぎて、
未来をすべて運命とだけ考えるのが、
宗教的生き方だと思うなら、
それも間違っていると言わざるをえない。
未来が変えられないなら、
努力を強調することも無意味となろう。
日々の生活を深めつつ、
人生計画を組み立て、
創意工夫と努力で、
それを達成することを夢みよ。
未来はきっと創造できると、
信じ切れる人間は尊い。
創造主(そうぞうしゅ)は、
自分と同じ気持ちを、
人間に託(たく)したのだ。
だから創造せよ。
未来を創造せよ。
それが神に一歩一歩近づいていくことなのだ。
---owari---
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