人の世に男と女が
存在するということ。
まことに不思議な
感じがする。
なぜ男は男で、
なぜ女は女なのか。
宗教や道徳は、
永年にわたり、
男と女の間に
戒律をつくり、
罪をつくり続けた。
地獄の存在を
信じない人間が増えて、
教会の牧師の説教が、
むなしく虚空(こくう)に
響き渡る頃になっても、
テレビや週刊誌が、
男女のスキャンダルを
追い続け、
さも当然といわんばかりに、
断罪する。
エデンの園で、
知恵の木の実を食べたのは、
イヴではなくて、
あるいは、誘惑の蛇の方
ではなかったのか。
今では、
男が男を愛し、
女が女を愛する、
同性婚の時代が始まった。
神様もさぞ
頭をいためておられよう。
異質なるものを生み出したのは、
新しい創造のためだったはずだ。
何が悲しくて、
男女が競争し合い、
憎み合う時代となったのか。
---owari---
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます