自己憐憫というのは、決してどこへも通じない道である、ということを知らねばなりません。自分は不幸であるといくら言い聞かせても、その道はどこにも通じない道なのです。その先は行き止まりなのです。それを知らねばなりません。
そのことに気づくことです。そうすれば、こういうマイナスの思いというものが、よくよく考えてみるならば、じつは他の人から貰いたい、奪いたいという気持ちのすり替えである、と . . . 本文を読む
今、みなさんが成功していないとしましょう。今、幸福でないとしましょう。なぜですかと、と問いかけられたとして、みなさんは必ず答えることができます。必ず、こうした理由で自分はだめであった、ということが言えるのです。
たとえば、若い人であれば、「受験に失敗した。それが自分の人生を狂わせてしまった」という人もいるでしょう。あるいは、「結婚に失敗した」という方もいるでしょう。結婚したかった . . . 本文を読む
前編では、オーストラリアにある勇敢な日本人の無名戦士の記念碑についてお話をしました。
こうしたテーマは考えれば数かぎりなく、また、それぞれについて、いちいち説明をつけ、人びとを説得するには難しいものがあります。
たとえば、日本にお隣の韓国から大統領がみえるというので、国内がいろいろと騒然としていたことがありました。来られる大統領のほうでも、「日本の過去の侵略行為について、もっと . . . 本文を読む
「人生の再建」というテーマで語ります。その主旨はいったい何であるか。結論をまず最初に述べるとするならば、「不幸もあるでしょう。失敗もあるでしょう。挫折もあるでしょう。しかし、どのような境遇からでも、幸福への出発というのはありえる。それを考えてみようではありませんか」ということです。これを題して、「人生の再建」と称し、語っていきたいと思います。
まず、いちばん最初に述べておきたいこ . . . 本文を読む