このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

活字メディアは社会にとって重要か

2021年07月26日 | 政治・経済
以上は、アメリカの“第一幕全力投球”主義と、日本の第二幕まで考えた社会運営の違いにはそれぞれ理由があるという解説である。読者はこれを前提に、日本が「国を開く」とはいかなることかに思考を馳(は)せてほしい。現実には、日米交流が長く深くなると、アメリカの“第一幕全力投球”主義に染まった日本人が出てきた。典型例はホリエモン(堀江貴文氏)や村上ファンドの村上 . . . 本文を読む
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敵対者同士の衝突がつくる新しい社会秩序

2021年07月25日 | 政治・経済
近年の日本におけるグローバリズムとは、結局アメリカといかに付き合うかということだった。私的な交際の経験からも、私はアメリカ人のモノの考え方には、第一幕しかないのではないかと思えるときがある。たとえば、「テロとは断固戦う」といってブッシュ大統領はイラクに戦争を仕掛けたが、彼は第一幕だけしか考えていなかったのではないか。第二幕、第三幕があるとは考え得なかった。第二幕は双方の譲歩と和解の上に築かれると考 . . . 本文を読む
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物事には必ず第二幕、第三幕がある

2021年07月24日 | 政治・経済
明治維新は、西欧近代の圧倒的な力(帝国主義)に遭遇した日本が、それに抗して自らの独立のために行った「改革」である。では、平成に入ってからの「改革」とはいかなるものだったか。私は、その善し悪しをここで結論づけることはしない。物事には必ず第二幕、第三幕があるはずで、「小泉劇場」と呼ばれた5年間だけを抜き書きしても、芝居にたとえればただの第一幕であって、日本人にとっては途中経過にすぎないからである。そう . . . 本文を読む
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もっと働けば友人が増える

2021年07月23日 | 政治・経済
もう一つの発想転換は、「いま以上に働く」ということである。日本人はもともと働くことが好きである。生活のためというのは基本だが、それ以上に、職場に行けば多少嫌な上司がいても、仲間がいる。仕事のやり甲斐や達成感もある。日本には、「働くと友人が増える」というメリットがあって、仕事帰りの一杯で仲間と疲れを癒(い)やし、連帯感を確認できる。だから給料に多少の不満があっても、勤勉に働いてきた。その職を失ってし . . . 本文を読む
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「静止経済」の時代

2021年07月22日 | 政治・経済
日本のGDPも平成9(1997)年に500兆円を超えるまでは右肩上がりだったが、その後は平成10、11年と500兆円を割っている。人口数がほぼ横ばいとなり、消費財がある程度充足されれば、生産も消費も量的に下降するのはむしろ自然である。「静止経済」の時代に入れば、量的拡大・伸長という指標で経済を見るのは古いということになる。GDPが500兆円を割って、日本はどうなったか。日本にはそれまでの計量化、数 . . . 本文を読む
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