このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

なぜ鬱(うつ)になるのか(後編・上)

2023年06月20日 | 人生
(成功と不安は裏表である)ほめられるべきこと、成功し、周りの人たちから拍手喝采をされ、「素晴らしいですね」と言われることと、「不安で、心配で、どうしても自分を信じられない。自分は苦しくてしようがない。夜も眠れない」という状況とは、実に裏表なのです。それは、剣の切れる側と切れない側、刃の側と峰の側のようなものです。そういうリスクを負わなければ、成功もしないし、人からほめられることも、ほんとうはないの . . . 本文を読む
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なぜ鬱(うつ)になるのか(前編・下)

2023年06月19日 | 人生
(経験していない未知なることへの恐怖)「転勤が鬱のきっかけになる」と述べましたが、「昇進鬱」というものもあります。平社員で仕事をしているうちは、「私は、なかなか出世しない」と思い、それなりに、ある程度の不平不満はあるのです。ところが、昇進し、たとえば、「四月から課長になり、部下を八人持つ」などということになると、「これは大変だ。どうやって部下を管理したらよいのだろう。どのような考え方が必要なのか、 . . . 本文を読む
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なぜ鬱(うつ)になるのか(前編・上)

2023年06月18日 | 人生
(転勤や結婚などの環境の変化がきっかけになる)鬱になるのは、自分の置かれている環境が変化するときが多いようです。環境の変化が鬱のきっかけになるのです。たとえば、子供時代から大阪で育ち、そのまま大阪で会社勤めをしていた人が、突如、生まれて初めて東京へ転勤になるとします。これは、傍目には栄転であり、周りの人たちも、そう言ってくれたとします。ところが、本人は、「私は東京に住んだことはない。東京には修学旅 . . . 本文を読む
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現代社会に蔓延する「鬱」(後編)

2023年06月17日 | 人生
(惨めな自己像は客観的に見て正しいのか)鬱状態になって自分を責めさいなんでいる人は、傍目には、ある意味で、気の毒なようにも見えるし、「この人は、とても純粋な人なのだな」という感じにも見えます。小説などの文学に描かれる状況は、だいたい、そのようなものです。小説は、そういう状態が出てこないと、全然、読み応えがないのです。「心理的な苦しさや辛さ、やるせなさなどで、胃がキリキリと痛む」というように苦しむ主 . . . 本文を読む
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現代社会に蔓延する「鬱(うつ)」(前編)

2023年06月16日 | 人生
(鬱状態になるとマイナスのことばかりを考える)今回、「鬱」というテーマを取り上げたのは、現代社会は競争の激しいストレス社会であり、その副産物として、「鬱」の症状が社会に蔓延していると思えるからです。特に、ここ二十年あまりの経済的不況も相まって、「自信を喪失し、落ち込み、気が塞ぎ、憂鬱である」という状態が長く続いているようです。そういう鬱の状態が社会に蔓延すると、自殺者が増えてきたりするのです。自殺 . . . 本文を読む
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