きまぐれ雑記

日常の出来事と私の好きなものを思いつくままにゆっくり記していきます

節分の宝船

2010-02-03 20:44:27 | 京都
今日は節分。季節を分ける日・・・。明日は立春なのにかなり寒い1日でした。時折

節分といえば、やはり豆まき。

地元では節分の行事がある所はあまりないのですが、大好きな京都では、有名な神社はもちろん、人々の生活の中に息づいて、観光面ではあまり知られていない神社でも豆まきなどの奉納行事が行われています。

そんな中、下京区の五条天神宮では、節分の日に日本最古の宝船図が配布(有料ですが)されます。



上が数年前にいただいた宝船図。

やはり、今の宝船とはちょっと違います。

住宅街の中にあって、寺務所もビルのような建物でしたが、そこで配布されているのが日本最古の宝船図というのもどこか京都らしいかなと感じました。
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麦秋の栗

2010-02-02 20:56:49 | 日常の出来事
今日、事務所にクラブハリエのバームクーヘンの差し入れがありました。

皆で美味しく頂きましたが、クラブハリエは有名なのでそのバームクーヘンではなくて、少し前に頂いた和菓子のお話。

事務所の元所長さんに頂いたのがこの麦秋の栗



中には栗がまるごと1個(かじったのではありません。割ったらこうなりました)。



定番の和菓子ですが、やはり美味しい

大垣市のみやこ屋さんという和菓子屋さんのお菓子だそうです。
包紙には麦の秋 月とも 見ゆる 栗ひとつとありました。なんだか素敵・・・単純なので

ちなみに昨日はケーキを頂きました
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万作を観る会・名古屋

2010-02-01 20:53:31 | 観劇・伝芸
京都のお店の話はお休みして、昨日の観劇の話。

昨日は12回目の名古屋での万作を観る会が名古屋能楽堂でありました。
今年は稀曲の「歌仙」と「無布施経」の2曲の狂言と素囃子「養老」というプログラム。

「無布施経」は何度か拝見していますが「歌仙」は初めて。
何でも復曲で和泉流だけの曲なのだそうです。

この曲は上演の機会が少ないというだけでなく他にも狂言らしくないというか珍しい所がいくつかありました。

まず、狂言は「この辺りの者でござる」というセリフに代表されるように、登場人物に特定の名前がなく、太郎冠者だったり、大名だったりする曲がほとんどなんですが、この曲には実在の人物が6人も登場します。

物語の設定も和歌に関する祈願をする果報者の奉納する絵馬の中から夜、歌人達が抜け出してくるという、どこか御伽噺のようなものなのです。

ただ、この先は狂言らしくて、この絵馬から抜け出して来た、著名な歌人達の会話は極めて俗っぽくて、最後には取っ組み合いの喧嘩まで始めてしまいます。

どんなに著名な人物でも普通の人間なんだという所を見せる狂言らしい部分で、「業平餅」に通じる所があるように感じました。

豪華な装束で、名古屋の野村家の皆さんも参加されて、賑やかでした。

又、この曲のラストは、朝が来て歌人達が再び絵馬に戻るという形になっていて、静止して終るという演出で、これも他にはないそうです。
普段、なかなか観る機会の少ない曲が観られる会で、楽しい時間でした。

又、終演後に万作さんのインタビューもある、この狂言会は名古屋のファンには貴重な会です。

今年、万作さんは、万作を襲名されて60年なのだそうです。
60年。何だかすごい年数。なのに、チャレンジを続けられる姿に感動です。
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