どうなろうと知ったこっちゃない。
『燃えよ剣』は青春の必読書!
信念に基づき、やる。とにかく、やる。
そんな「美しさ」「頑固さ」を謳った歴史小説、『燃えよ剣』司馬遼太郎。
新撰組副長・土方歳三の、敗北の、物語。
私は中3の頃に読んだ。
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婦女子とか、漢・男とか、マッチョな言葉を、司馬遼太郎は使っている。
私も、昭和の終わりにこの本を読んで、男だけに、男として奮い立ったのかな。印象的なセリフ。
ただ、令和の今、男とか女ではない。
成敗がどうあろうと、やるべきことはやる。
一生のうちに達成できなくても、孜孜と、コツコツと、篤実に、訥々と、歩むべき道を進む。
そこに男も女もない。
未完のままでいい。
生きているうちに幸せになろうとしなくていい。
文化文明の発展のために、力を尽くす。自分を出し切る。
そこに「美しさ」がある。崇高さがある。
と、受け取ると、執行草舟がよく言う、「憧れ」の価値観的なフレーズに読める。
たしか執行草舟も土方歳三を高く評価している。
『燃えよ剣』は青春の必読書!