川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

コンプラを変え,会社を変え,日本を変える!

妻に花を贈れ

2024年12月19日 | 男と女
妻に花を贈れ。

物理的な、花でなく。

夫婦の細かい諍いにおいて。

常に、妻に花を持たせよ。

花を贈れ。

物理的な花ばかりではなく。

妻を立てよ。

妻に譲れ。

妻を崇めよ。

妻をおだてよ。

妻の機嫌を取れ。

妻にかしづけ。

妻に土下座せよ。

妻に屈服せよ。

それが男の度量であり、男の器量であり、男の痩せ我慢。

それが男の道である。

それが家庭を明るくし、それが世界を平和にする。

夫婦喧嘩の勝者は、先に謝った者である。

常に勝利せよ。

妻が不機嫌になったのは、お前のせい。

お前がもっと器量が良く、カッコよく、甲斐性があったら、妻は果たして不機嫌になったであろうか。

あの、うら若く、美しく、この世の幸せを一身に集めたような、あの輝かしい花嫁を、思い出せ。

あのエンジェルを、不機嫌にしたのは、お前のせいである。

全部お前のせい。

だから一歩引け

引き下がるのでない。

引き上がれ。

妻より引き上がって、優しく、柔和に、英国紳士のように、ニコリと、花を差し出せ。

Grin and bear it. 

妻に花を贈れ。

心の花を。

毎日、贈れ。いつも、贈れ。



 ※ サマセット・モームの名作『雨』の一節(冒頭画像)にインスピレーションをいただきました。
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