川塵録

『インテグリティ ーコンプライアンスを超える組織論』重版出来!

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インを取る

2024年12月07日 | 空手
空手の指導で「インを取る」という。広く使うかどうかは知らない。私が25年やっている新極真会、特に支部の城南川崎支部では使う。

今の世界チャンピオンの入来建武さん(私が教えている渋谷道場の責任者)の試合で、セコンドの入来拓夢さんが「インを取れ!」って建武さんにアドバイスしている。

私は、20年以上前、当時の世界チャンピオン塚本徳臣先生に渋谷で教わっているときに、その弟子の二重作拓也さん(ドクターFと名乗っている)から教わった。当時は(今も?)二重作さんは茶帯だった。

二重作さんの最新刊はこちらかな。ポチった。

 
その「インを取る」というのは、「正中線を基軸にして、相手より優位な立ち位置に立つ」ってことかなぁ。逃げ回っているのはなく、がっぷり四つで組んでも(ガチンコで空手をしても)、自分が押している状態。

自分の重心が、相手を押し込める状態にあること。華麗な足技を繰り出してヒラヒラしているだけではなく、正拳突きとか下突きの打ち合いをしても、下がらずに相手を押し込める状態にあること。重心が十分に下がっていないとだめ。

これ以上は上手く言語化できない。ChatGPTで訊いてもいまいち要領を得ないが、、、「懐に入り込む」って表現は良かった。これは当たっている。

「インを取る」は、懐に入り込んでいる状態を作ること。懐に入り込むこと。
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先日、空手の稽古で、「相撲」をした。「 」を付けているのは、ガチンコ相撲ではなく、「肘から先を使わない」から。胸を合わせて、下半身の力と重心の位置だけで、相撲をする。これも塚本徳臣先生から教わった。

この「相撲稽古」、メチャ「インを取る」ことに役立つと気がついた。20年経って、、、

世界チャンピオンが教える稽古は、どんな稽古にもすごく高い意義がある、ということを知った。

20年経ってその意味を知るのは、私も不肖な弟子ですね、、、

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この「インを取る」というのは、空手のみならず、格闘技全般において有用なはず。相撲、柔道、合気道、MMA、、、

そして格闘技や武道のみならず、仕事全般、弁護士としての交渉にも、使えるのかな、、、 ちょっとアンテナを立てておきます。

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