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① ""活動銀河 NGC 4388""
天体写真・2017年6月20日
NGC 4388はおとめ座の方向にある銀河で、我々の銀河系からおよそ5900万光年の距離にあるおとめ座銀河団 ※ に属しています。おとめ座からかみのけ座方向は我々の銀河系の極方向に近く、おびただしい数の銀河を観測できる天域として知られています。
多くの銀河がなめらかな弧を描いて鎖のように連なっていることで有名な「マルカリアンの鎖(Markarian’s Chain)」もこの天域にあります。NGC 4388はマルカリアンの鎖を成す一連の銀河の鎖から少しはずれた場所、M86、M84の南側に位置します。明るさはおよそ11等級で、その姿を眼視で確認するのは大口径の望遠鏡を使っても難しいでしょう。
② 銀河の周りに広がる超巨大ガス雲
NGC 4388は渦巻銀河の中でも、銀河中心核から膨大なエネルギーを放出している活動銀河に分類されます。このNGC 4388の中心核からは電離した水素ガス雲が放出されていて、1万光年もの広がりがあることが既に知られていましたが、すばる望遠鏡の主焦点カメラSuprime-Cam(シュプリーム・カム)による観測から、この電離した水素ガスの雲はさらに広がっていて11万光年にもおよぶことが明らかになりました。銀河の中心から左上方向に広がる紫色や赤色に見えているガス雲がすばる望遠鏡で新たに発見されたものです。
文:小野智子(天文情報センター)
※ 「電離した水素ガスの雲はさらに広がっていて11万光年にもおよぶ」、水素ガスの
広がりだけで当たり前ですが11万年もの長い間を光が走って、ようやくカバー
できる範囲とは驚嘆するしかありません。
③ おとめ座 (wikipedia)
(東京の星空・9月)

※ ちょうど西という文字の所にあります。
(星座の位置)

(おとめ座)

おとめ座(乙女座、Virgo)は、黄道十二星座の1つ。トレミーの48星座の1つでもある。全天でうみへび座に次いで2番目に広い星座である[1]。現在秋分点がある。
α星は、全天21の1等星の1つであり、スピカと呼ばれる。スピカと、うしかい座のα星アークトゥルス、しし座のβ星デネボラで、春の大三角を形成する[2]。