◎◎ アジア株は上昇か、コロナワクチン巡る進展が材料に-原油相場も注視
Adam Haigh
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「OPECプラス」の共同閣僚監視委員会は増産延期巡り合意できず
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米公衆衛生局長官は2社のワクチンの迅速審査・承認に取り組む姿勢
△△ 30日のアジア株は、新型コロナウイルス感染症(COVID19)ワクチンに関する進展が材料視される中で上昇する見通しだ。今月の世界株式相場は現時点で過去最高の上昇率となっている。
◆◆ 石油輸出国機構(OPEC)と非OPEC主要産油国で構成する「OPECプラス」の共同閣僚監視委員会が、来年1月に予定されている増産を遅らせるかどうかで合意できなかったことから、原油相場も注視されている。30日にはOPEC総会が開かれる。
△△ 日本と香港市場では27日遅くに株式先物相場が上昇した。
💉💉◯◯ 29日にはジェローム・アダムス米公衆衛生局長官が米製薬2社がそれぞれ開発したコロナワクチンについて緊急使用許可(EUA)に向けた迅速な審査・承認に取り組む考えを示した。
△△ 英ポンドはアジア時間早朝の取引で上昇。
△△△ 11月の世界株式相場は13%上昇。ワクチンを巡る明るいニュースを追い風に、世界の景気回復が2021年に加速するとの期待が広がった。
原題:
Asia Stocks Look For Positive Start; Oil in Focus: Markets Wrap(抜粋)