◎◎ TOPIXは小反発、市況高や米上院決選投票結果待ち-資源関連高い
牧綾香
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米ISM製造業景況指数、18年以来の高水準-受注と生産好調
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米上院決選投票、接戦のため結果は予測できず-ジョージア州で実施
△△ 6日午前の東京株式相場はTOPIX(東証株価指数)が小反発。
○○⇧ 米国の製造業の予想以上の回復を受けて銅相場が7年ぶり高値を付け、原油相場も大幅反発したことなどから非鉄金属、鉱業、石油関連株を中心に買われている。緊急事態宣言発令の検討が行われるなか、電機や食料品などが売られて、日経平均株価は下落した。
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<きょうのポイント>
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¤¤¤⇨ 三菱UFJモルガン・スタンレー証券の藤戸則弘チーフ投資ストラテジストは、米国の製造業は新規受注の水準が2004年ぶりの高水準となり「内容的にも強く、景気回復期待で景気敏感業種への押し目買いが入った流れを日本株も受け継ぐ」とみている。
◇◇◇ また、サウジアラビアだけでも大規模な原産を決めたことで原油先物価格が上昇したことや、米中の製造業の力強い回復を受けて非鉄金属市況が大幅高となっていることから、日本の市況関連株に強い物色の買いが入りそうと話した。
¤¤¤⇨ セゾン投信運用部の瀬下哲雄運用部長は、米ジョージア州の上院議員決選投票は共和党が制すればサプライズはないが、民主党が2議席とも獲得すれば、「大規模財政政策が講じられ資金が普及し、ドル安の要因になる」とはなした。「1ドル=100円まで円高になってもおかしくない流れになっているので、日本株にとってはネガティブ要因になり得る」という。
- 東証33業種では鉱業、海運、石油・石炭製品、保険、情報・通信、鉄鋼が上昇
- 電機、食料品、化学、機械は下落
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