◎◎ 日本株反落、ドル安・円高や米大統領選不透明感-内外需広く売り
長谷川敏郎
更新日時
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きょうのドル・円は1ドル=104円60銭台、前日終値時点105円30銭
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米原油先物は急反落、イランとロシアが選挙への介入試みると米当局<iframe id="google_ads_iframe_/5262/japan/news_2" title="3rd party ad content" name="google_ads_iframe_/5262/japan/news_2" width="1" height="8" frameborder="0" marginwidth="0" marginheight="0" scrolling="no" data-google-container-id="3" data-load-complete="true" data-integralas-id-6a811bb8-118a-3aa6-21df-a53602f7d83d=""></iframe>
▼▼ 22日の東京株式相場は下落。外国為替市場でドル安・円高が進んだことや原油市況安、米大統領選の不透明感から企業業績に不安が出ている。電機など輸出関連、鉱業など原油関連、医薬品株など内外需とも売りが増加している。
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〈きょうのポイント〉
¤¤¤⇨ セゾン投信運用部の瀬下哲雄運用部長は「ここ数日為替で株価は動いている。米大統領選挙の話が錯そうしている」と指摘。大統領選については「どちらが勝利する、というよりトランプ氏が負けた後に焦点が変わってきている。なかなか織り込みづらい」と述べた。
△△ 為替市場で円高が進展し、日本銀行の企業短期経済観測調査(9月調査)の大企業製造業・今期想定レート、1ドル=107円34銭とのかい離が広がりつつある。
¤¤¤⇨ 野村証券投資情報部の若生寿一エクイティ・マーケット・ストラテジストは「アナリスト予想では年間1ドル=3円の円高は、主要企業の経常利益を1%強ポイント下押す要因」と説明。長期的な収益トレンドには影響は大きくないものの、「短期筋はいったん利益確定売りに動きやすい」とみていた。
◆◆ また、アジア時間22日の米株先物は軟調に推移している。イランとロシアが米大統領選に干渉を試みていることが明らかになり、大統領選を巡る不透明感が嫌気され、日本株にも重しとなっている。
- 東証33業種では空運や医薬品、陸運、鉱業、小売、精密機器、電気・ガス、不動産が下落
- 非鉄金属やゴムは上昇