① ""各地で記録的な「雪が少ない冬」に 寒気の流れ込み弱く""
2020年1月15日 17時38分
📖 この冬は寒気の流れ込みが弱く、各地の降雪量は統計が残る昭和36年以降最も少なく、記録的に「雪が少ない冬」となっています。
🏢 気象庁によりますと、日本海側の先月の降雪量は平年と比べて▽北日本で47%、▽西日本で0%と12月としては統計が残る昭和36年以降、最も少なくなりました。
さらに、年が明けても雪は降らず、日本海側の今月上旬の降雪量は、平年と比べて▽北日本で28%、▽東日本で1%、▽西日本で0%と、1月上旬としても過去最少を記録しました。
さらに、年が明けても雪は降らず、日本海側の今月上旬の降雪量は、平年と比べて▽北日本で28%、▽東日本で1%、▽西日本で0%と、1月上旬としても過去最少を記録しました。
❄ 15日午前9時の各地の積雪は、札幌市で10センチと平年の20%、青森市で7センチと平年の13%、さらに平年なら20センチの積雪がある山形市で0センチとなっています。
❄ 新潟県では県内16の観測点のうち、1センチ以上の積雪があるのはわずか2地点で、平年の積雪が1メートル40センチ前後と豪雪地帯の津南町で18センチ、魚沼市西名で5センチにとどまっています。
🏢 気象庁によりますと、この冬は上空の偏西風が日本付近で平年よりも北を流れているため寒気が南下しにくく、雪が少ないということで、向こう1か月もこれまで同様、降雪量は少ない見込みだということです。
兵庫県内 多くのスキー場でオープン見通し立たず
⛷ 兵庫県内には16のスキー場がありますが、多くはオープンの見通しが立たず人工雪を使いコースを限定して営業をするなど暖冬の影響が出ています。
❄ 兵庫県内には16のスキー場があり、このうち7つのスキー場には人工の雪をつくる機械があり、6つでコースを限定するなどして営業しています。
🎿 これ以外の9か所のうち1か所は今シーズンの休業を決め、ほかの8か所はオープンの見通しが立っていません。
🏔 毎シーズン、10万人以上の客が訪れる豊岡市日高町の神鍋高原では、雪不足のため営業しているのは3か所のスキー場のうち1か所です。
⛄ 営業している「スノーパーク奥神」では、人工雪のコースのみを開けていて3連休の最終日となる今月13日は、若者グループや家族連れの姿が見られました。
📕 スキー場を管理する会社によりますと、雪が降って全面オープンしていれば、休日は1日1000人以上が訪れるということですが、きのうは300人あまりにとどまりました。
👤 管理会社の井上博夫社長は「6台の人工造雪機を24時間フル稼働で雪をつくりなんとかゲレンデを維持していますが、気温が高くてすぐに溶けてしまい苦労しています。早く天然の雪で営業できることを願っています」と話していました。