森羅万象・考える葦  インターネットは一つの小宇宙。想像、時には妄想まで翼を広げていきたい。

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【企業】 武田製薬、シャイアー買収は破滅への「大博打」…

2018-05-01 20:43:55 | 経済;投資、負け犬個人投資家の必死の反撃、統計・CP/AIを活用…

 自分が読んでいる月刊誌・「選択」の記事ですが、なかなかの情報収集力と分析力が
あると思っています。

 ① 買収価格決定までの経過
   『スタートラインは一株当たり44ポンドだった。』その後、シャイアー側は、
   わが社の成長余力と新薬パイプラインを著しく過小評価している。」と撥ね付け、
   武田の提案をことごとく拒否。その後、交渉の紆余曲折があり、最終的には
   約49ポンドで決定。
    約7兆円で買収することが決まった。5月8日にも基本合意する見通しとのこと。
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    この時を分水嶺として、武田は「事実上の銀行管理会社になり果てた。」
    (金融筋)と言っても過言ではなかろう。

  ② 資金の手当
     現金対価の大半はメーンバンクの三井住友をはじめとした金融機関からの
    借入金で賄う。


  自分としては、安定した高配当株として所有していたが、今はゼロになっている。
 ある商社で経営企画の仕事をしていた自分としての"疑問点"は、次のとおり。
  
  ① 第一三共のインド・ランバクシーの失敗からの教訓はないのか?
② 中に入った投資仲介会社OR投資銀行は信頼できるのか?
    高額な手数料だけ取られて終わりというケースもある。
この様な大型案件なら、武田内部での対応はほぼムリ。
  ③ シャイアー買収後の利益計画に甘さはないのか?
簡単に言えば、この新薬は画期的で、大きな売り上げが
    期待できるとかの甘さ。
  ④ お偉いさんの考えで始まったことなので、今更、おかしいと思っても
    止められない。
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   これら課題がキッチリしていれば、上記の厳しい見解など問題に
   することはない。
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   それが、完全でないといつか、どこかで見たシーンが再現される
   ことになる。
     ☟
   『私らが悪いんであって社員は悪くありませんから。どうか社員の皆さんを応援して     やってください。お願いします。
    1人でも2人でも皆さんが力を貸していただいて再就職できるように、この場を借り    て私からもお願いします。』
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    いずれにしても、もう賽は投げられた。武田の一年後、二年後を見るしかない。
   

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