久しぶりで訪ねた、長いおつきあいの友人の家の前はお花畑でした。
かれこれ40年?ほどの間に、お互いに子育ての時代が過ぎ、親を見送り。
乗り越えてきたたくさんの苦労も彼女が語ると、どこか明るい。
小さなピンクの花がたくさん。
近づいてみると・・・
なんとも不思議な花でした。
オキザリスと聞いて、帰ってからネットで検索すると、和名はカタバミ。
そしてこれはアフリカケープ地方原産のオキザリス・バーシカラー。
まるで家計簿のように「種をまいたり、球根を植えた年月日」を書いたノートを見せてくれました。
切り詰めた家計のなかで、買った苗を大切に育て、増やしてきた記録。
彼女の家の前のお花畑は、その人の暮らしを写す鏡のよう。彼女が生きてきた歴史そのものなんだと思いました。
人にはいえない苦労もあったはず。
太陽の光と暖かさを、花たちと一緒に浴びながら、ここでこの人は生きてきた。
美しいなあと思います。