ルーミーは、盲導犬候補の子犬。
オリーブは、2歳の時に母親が亡くなり、12歳で父親も病気で亡くなったばかりの少女。
将来、盲導犬として働く前の子犬時代のルーミーと過ごす10ヵ月は、オリーブにとっても「特別な10ヵ月」
物語の流れの中に、リアルな存在感をもって配管工だったオリーブのパパの面影が感じられます。
とても爽やかで素敵な1冊の本に出会いました。
作; ジョーンバウアー(アメリカ・イリノイ州生まれ。新聞社、雑誌社で働いた後、アダルト小説を次々に発表)
訳; 杉田七重(小学校の教師を経て翻訳の世界に。英米の児童文学、ヤングアダルト小説を中心に幅広い分野の作品を訳す。