こんにちは! ただち恵子です

政治と社会、日々の暮らしの小さな喜び。思いつくままに綴ります。

木造市営住宅建て替え事業

2011-11-24 22:11:49 | 市政&議会報告
建設水道常任委員会協議会が開かれ、委員ではないので傍聴。(他に用事ができて途中から)

テーマのひとつに「河原町市営住宅整備事業」についての報告があった。

泉大津の市営住宅はいずれも老朽化しており、順次建てかえる計画は以前からあった。
日本共産党は「駅前再開発や道路拡張より、市営住宅の建て替え・増設を」と主張してきた。近隣市でも、木造市営住宅の建て替えを先送りしてきたのは、泉大津だけ。市は泉大津駅前再開発に続き、松ノ浜駅前再開発事業を推進。財政悪化を理由に、当初の、「1998年から順次建て替えの計画」を凍結してきた。

今回、建て替えの河原町市営住宅は、退去者があっても新たに入居者募集をせずに「空き家」のままの住宅が108戸のうち、40戸にもなっている。それほど、老朽化は進んでいるということ。

入居戸数68戸に対し、今回の第一期計画の建築戸数は、ほぼ同数の71戸。

第2期工事の時期は明確になっていない。

きょう、示された資料によると
~2012年2月     実施設計
 2012年4月~5月  1期工事区域内仮移転(28戸)
 2012年6月~2014年2月 建築工事(1期工事区域内)
 2014年3月     本移転
 2014年4月~11月 解体・整備工事(2期工事区域)

若干の補足説明をすると・・・
現在、木造平屋の住宅108戸(内40戸は空き家)が建っている地域の一部を民間に売却し事業費の一部に充てる。一部は福祉関連施設建設用地とし、残りの地域を「1期工事・2期工事」のふたつの地域に分ける。まず、1期工事地域内に、お住まいの28戸に「仮移転」をしていただく。
更地になった「1期工事地域」内に、12階建ての住宅(1階は駐輪場、2階以上が住戸)を建設し、2014年3月には、仮移転していた28戸、2期工事区域内にお住まいの40戸が、新築の住宅に入居する。

建設される福祉関連施設が何になるのか?
今の段階では、はっきりしていない。

「保育所整備計画・その2」の中には、「宇多保育所を廃園にし、河原町市営住宅建て替え時に民間保育所を誘致」とされていたが、その「計画」は、実態にあわなくなったまま、計画の見直しもされていない。

「住宅は福祉」という言葉がある。
「健康で文化的な生活」の土台として、「住宅」は必要不可欠だ。
今、住宅に困っている人はたくさん、おられる。
2ヶ月に1度の府営住宅の申し込みに「何度、出してもハズレ」という声を今日もお聞きした。

公営住宅は、必要だし、もっと増やすべきだと思う。

一方、「10億円以上財源をつぎ込む大事業」が市財政に与える影響も、大きな問題だ。

昨年の12月議会で「債務負担行為の補正」という形で、河原町市営住宅建て替えに実質的な一歩を踏み出すにあたって、議会でも様々意見が噴出した。

日本共産党は「財政的な確かな見通しを数字の裏づけを持って示すこと。現在の入居者だけでなく、住宅に困っている新た入居者を受け入れる2期工事以降の計画を明らかにすること。併設する福祉施設について市としての考え方を示すこと」を条件に付して賛成した。

指摘した問題は、きょうの段階でいずれも、はっきりしていない。

いよいよ、建設事業が始まるにあたり、しっかりと見守っていかなければならないと思う。
 



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1 コメント

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Unknown (ハリー)
2011-11-24 23:52:32
私は、駅の再開発に反対しませんが、優先順位は、木造住宅のほうを先にすべきですよね。
 北助松は、再開発されないみたいですね。
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