こんにちは! ただち恵子です

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中学校柔道の安全対策 

2012-04-23 23:15:57 | 市政&議会報告
2月だったか、スーパー前で出会ったお父さん。娘さんがこの春、中学校入学ということで、体育の授業の柔道のことを心配しておられました。

今年度から始まった武道必修化で、泉大津の3中学校は、誠風中学、東陽中学は剣道、小津中学校は柔道ということです。

3月議会で、森下議員が一般質問で、安全対策を求めました。

柔道は他のスポーツと比較しても死亡事故、重大事故の比率がダントツ。昨年までの28年間で114人が死亡、重大事故が275人にもなっています。

森下議員は、自身が高校時代にクラブ活動で柔道をしていた経験からも「万全の対策を」と教育委員会に求めました。

答弁では「畳を2重にして、半面にはウレタンマットを敷いている」とのこと。
他市で検討や導入がされている頭部を守るヘッドギヤの使用やマットは全面にするよう求めました。

また「指導者の安全に対する認識の不十分さから引き起こされた事故も多数あり、頭部を直接打ち付けなくても、急に頭をゆすられ、脳の毛細血管が切れる『加速損傷』や『急性硬膜化血種』などの医学的な知見が必要。」「万が一事故があったとしても、すぐに対処することで症状を軽減することができる。」ことから、体育の教師だけなく、全教員が柔道の危険性を認識し、授業後の体調変化を見逃さないためにも、研修の実施を求めました。

もともと武道必修化は2006年に自公政権の下で改悪された教育基本法を受け、文科省がすすめてきたもの。(基本法の「教育の目標」・・・「伝統と文化を尊重し、それをはぐくんできた我が国と郷土を愛する・・・態度を養う」)
文科省は2008年に学習指導要領を改訂、体育の授業に武道・ダンスを取り入れ、1・2年は必修、3年は球技との選択になります。

国会でも日本共産党の宮本たけし議員が「部活動でも授業でも、生徒が死亡したり重大な障害を負うような事故が1件でもあってはならない」と質問でとりあげています。

子どもたちが学び成長する教育の場で、取り返しのつかない事故がおこならないように見守っていかなければならないと思っています。
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