いつも来ているわけではありませんが、偶々、出会い撮影しました。キタテハは、毎年、来るのが遅いです。
この蝶はオスのようです。それでフジバカマが好きなんですね。アサギマダラもオスばかりです。
キタテハの成虫の前翅の長さは2.5~3センチぐらいです。蝶の中では中型になります。
翅の縁には大小の突起があって、先が尖っています。
翅の表側は黄色い色で、縁取りは褐色、黒い斑点があります。後翅の表には黒斑があり、中に水色の点があります。
キタテハには、初夏から真夏にかけて現れる夏型と、秋に現れてそのまま越冬する秋型があり、模様が異なります。
毎年、秋にしか来たことがありません。
キタテハの特徴は季節で模様が異なることです。比べようがないですね。
夏型:翅の色はくすんだ黄色で、縁や斑点が黒っぽいです。秋型よりも丸みがあります。
秋型:翅の色は鮮やかな山吹色で、黒い斑点も小さいです。翅の形が夏型よりも鋭くなり、翅の裏面は枯れ葉模様になります。
翅を閉じると枯葉にそっくりで、目立たなくなります。
他には、キタテハの翅の裏の真ん中に白い小さな「く」の字のようなC字型の模様があります。
自然のチカラ~昆虫や野生動物、植物の不思議を参考にさせていただきました。
過去には2018/10/28 投稿記事を書いています。
全て、2019/10/16 撮影です。