スクープ! タイ・インラック首相の本心直撃インタビュー 混迷するタイを救う“カギ"に迫る
2014.01.01
大川隆法総裁公開霊言レポート
「タイ・インラック首相の本心直撃インタビュー」
仏教国タイの混迷 - インラック首相の守護霊に直撃インタビュー
2013年12月31日収録
タイの政治的な混乱は、解決策を見いだせないまま、年越しを迎えた。2013年12月、インラック首相は下院を解散し、2014年2月の総選挙で民意を問うと発表した。これに対し、選挙では劣勢になる可能性が高い最大野党の民主党は、選挙のボイコットを表明。首都バンコクで行われた反政府デモでは、参加者が25万人に膨れ上がるなど、先行きは不透明だ。インラック首相は、首都バンコクを離れ、与党・タイ貢献党の地盤である北部・東北部で過ごす時間が長くなっている。
そうした中で、大川隆法・幸福の科学グループ創始者兼総裁は2013年12月31日、インラック首相の守護霊を呼び、英語による公開霊言を行った。
※大川隆法総裁による「タイ・インラック首相の本心直撃インタビュー」の映像は1月1日(水)より緊急開示、日本語字幕付きは、7日(火)より開示され、全国・全世界の幸福の科学の支部・精舎で拝聴できます。なお、この内容を収めた書籍は1月中旬ごろ、全国の書店で発売予定です。
タイの混乱に頭を悩ますインラック首相の守護霊
タイの混乱は、2013年秋に端を発する。インラック首相の出身政党である与党・タイ貢献党が、首相の実兄で、実刑判決を受けて国外逃亡中のタクシン元首相を対象に含む、「恩赦法案」を成立させようとした。
恩赦法案は、同年11月に廃案となったが、最大野党・民主党や、ステープ元副首相(現在は民主党を離党)が率いるデモ隊の怒りは収まらず、財務省を占拠したり、首相府を取り囲むなどしたりして、インラック政権に政治改革を要求。選挙で選ばれた議員ではなく、各種団体などから代表者・有識者400人を集めてつくる、「人民会議」への権力移譲を求めている。
なお、インラック政権に抗議する大規模な反政府デモでは、12月末までに、5人が死亡、200人以上が負傷。「微笑みの国」と呼ばれた、仏教国タイの混迷が深まっている。
招霊されたインラック首相の守護霊(以下、インラック守護霊)は、民意で誕生した政権がデモ隊などの反政府運動で倒されてきたタイ政治の歴史を念頭に、ため息まじりにこう語った。
“in historical Thailand culture, people cannot understand the real democracy. They are very obedient to legitimacy of the king, one king. So, they are very difficult to understand the democracy."(タイの伝統的文化からすれば、人々は真の民主主義を理解することができません。人々は国王の正当性に対して非常に忠実なので、民主主義を理解するのがとても難しいのです)
中国・イスラム過激派の脅威と日本への期待
こうした問題のほかにも、インラック守護霊は、中国の影響力が拡大している現状を憂慮した。
タイ政府は、バンコクを起点とした4つの路線の高速鉄道を整備する計画を進めており、総工費は7800億バーツ(日本円で約2兆5000億円)にのぼる。この計画については、アピシット前首相(民主党)時代に、中国の支援による整備を行うことで合意していた。だが政権交代後、インラック首相は方針を転換し、国際入札の実施を決めた。2014年に、日本をはじめとする中国、韓国、フランスが受注を目指す状況だ。
しかし、2013年10月にはタイ国会で、中国の李克強首相が、高速鉄道における中国への支持を訴える演説を約30分にわたって行い、国会議員から大きな拍手が送られた。こうしたタイにおける、中国の経済的な影響力の高まりについて、インラック守護霊は、こう懸念を示した。
“in the spiritual meaning, communism is prone to deny religion including Buddhism so it's not so good. If China has intension of intruding us and around Thailand, it's bad future for us to receive or to expect."(霊的な意味においては、共産主義は仏教を含めた宗教を否定する傾向にあるので、あまり良いとは言えません。中国が、私たちやタイの周辺を侵略する意図を持っているとしたら、私たちを待ち受けているのは不幸な未来です)
さらに、マレーシア国境に近いタイ南部では2004年以降、イスラム過激派の武装勢力が分離独立を求めて、軍の基地や民間人を襲撃したり、爆弾によるテロ行為を重ねており、約5500人が死亡している。同じ仏教国である隣国のミャンマーでも、イスラム過激派と仏教徒の衝突が繰り返されており、仏教の僧侶たちが銃などで武装しなければならない状況に陥っている。
こうした状況について、インラック守護霊は、自分たちも同じ運命をたどるかもしれないと話し、対中国も含めた、日本への期待をこう語った。
“if Japanese political power accompanied by your military power, for example, self-defense army, can cooperate us to protect our country, it's very welcome."(もし日本の政治権力が、軍事力を伴って、たとえば自衛軍によって、我が国を守ることに協力してくれるなら、大歓迎です)
「21世紀はアジアの時代」と言われるように、発展途上の東南アジア諸国は現在、外国から様々な投資を呼び込んでいるが、共産党一党独裁の中国による影響力拡大も懸念されている。南シナ海に目を向ければ、中国はスカボロー礁の領有をめぐってフィリピンと対立、パラセル諸島の領有をめぐってベトナムと対立するなど、海上での発砲事件も起きている。経済力・軍事力ともに脆弱なタイをはじめとする東南アジア諸国は、アメリカや日本という大国の支援を期待しているわけだ。