conscience

my diary

津波注意報で12年前のことを思い出した。

2023年12月03日 | 日記
 昨晩11時56分にフィリッピン付近で発生した地震により、津波注意報や警報が太平洋岸に出されている。1mくらいの津波がくると予報されていても、今のところは、場所によって0.4m程度の津波であって、また、長時間の注意報に、「そこまでする必要は無い」と思う人がいるかもしれないが、決して油断は出来ない。例えば、東日本大震災の時も、前年にペルー沖の地震で津波警報が出たことがあったが、その時には大した被害は無く、次の年に東日本大震災が発生した時に、前年の津波警報での経験と、津波が予報より遅く到着した為に、避難が遅れて多数の被害者が発生したのであった。したがって、今回の津波注意報についても、被害が無かったとしても、良い訓練になったと思うべきであり、この機会に、近い将来に大津波が発生すると考え、避難方法や経路の確認をすべきではなかろうか。
 私も、12年前の東日本大震災が発生した日は、職場で勤務していたが、14時46分に地震が発生して、四国でも軽微な揺れを感じて、その直後から津波警報が出たものの、しかし、東日本で発生した地震で四国にまで津波が来るのだろうかと疑問に思ったものの、それでも夜になっても警報は解除されず、それどころか、テレビを見ていると、現地では大変な状況になっていることが明らかになってきた。漸く、夜遅くなって職場から帰宅が許されたものの、翌朝も津波警報か注意報が継続されていて、徳島県の南岸でも数隻かの漁船に被害が出たように記憶している。本日も、改めて地震と津波の怖さについて考えさせられた日であった。南太平洋地域では、地震や火山の噴火などが相次いで発生していて、日本でも、硫黄島沖に火山活動による新しい島が出来るなど、日本近海でも地球の地殻活動が活発になってきているような気配がしている。気象庁などは、相変わらず、関係ない出来事と主張するかもわからないが、そもそも、大地震の予報など出来ないということが世界の常識ではなかろうか。私などの年寄りはともかく、若い世代の人達は、これまで以上に、災害対策について真剣に考えるべきだろう。大地震も大津波も、我が国では、必ず発生するということが歴史的な現実ではないか。
 それにしても、昨日の朝、散歩の途中で沖を見ていた時、船が浮き上がって見え津波のことが連想されたことが、予感めいて不気味ではある。
コメント