ダイハツに対する凄まじいばかりの印象操作が行われているが、流石に、その影響が大きすぎると考えたのか、ダイハツの各車種への陸運当局による検査が行われ、それにパスした車種から販売が認可されるということで決着が図られるようだ。同様の印象操作は、突然のような自民党各派閥の政治資金パーティーの報道についても言えるかもしれない。自民党の一部候補が、選挙などの時に地元県議などにお金をばら撒いてきたことは過去の検挙例などでも明らかであったが、その原資にこのようにして作られた裏金が使われていたかもしれない。でも、そのことは、以前から知る人は知っていた公然の秘密ではなかっただろうか。自民党における家業としての二世議員の問題や利権体質についても周知のことであり、アベのミクスなどは、その本質を隠したポピュリズム政治であったかもしれないが、検察庁の捜査が入ったからといって、今更のように検察庁側からの意図的なリークに乗って報道し始めるマスコミもおかしい。
ジャニーズ問題にしても、ジャニー喜多川氏による卓越していたプロデュース能力と、メリー氏などからのテレビ局等に対する巧みな工作によって多くのファンを獲得していたが、同氏の死亡後数年にして、今更のように性加害が問題視されているのも、BBCという黒船があったとはいえ、今度は、反ジャニーズへの印象操作がされて度を超えたジャニーズ叩きとなっているのかもしれないと疑っている。もっとも、日本国内でしか通用しないジャニタレの需要は、早晩、減少していく運命であったのかもしれない。
このように、政治や世の中の出来事に無関心な大衆を操作しようとする勢力は、我々の日常に大きな影響を及ぼしている。テレビやSNSなど毎日送られてくるメディアの印象操作が大きな成果をあげていることは言うまでもない。
とかく綺麗ごとで済まそうという風潮が、我が国に満ち溢れている。少子化問題も、異次元の対策などといっても、見当違いで、効果が限定的でしかない対策が予定されているが、若い人が結婚して子育てしようかという意識付けと環境整備がなされない限り、少子化と人口減少の勢いは止まりそうもない。徳島県などは、人口が70万人を切ったところであるが、このままでは、25年後には40万人を切るところまで減少するかもしれないし、人口減少と生活インフラの縮小は、予想よりも急速な勢いで県民人口が減少する可能性もあるかもしれない。まさに、ここまでくると、見当違いの綺麗ごとだらけの無駄な施策などを実施するだけの余裕が無いのである。