conscience

my diary

聞きたくない真実が露わになる時代

2023年12月29日 | 日記
 年末の我が家の大掃除も、妻に叱られつつ一段落したが、何気なく、新聞の折り込みチラシを見ていると、スーパーなどでの歳末バーゲンが目につくが、しかし、相対的に値段が高くなっていて、年金生活者の私などでは、とても、手が出なくなっている商品が多いことに改めて気づかされている。例えば、どん兵衛のTV広告で、アンミカの出ていたCM動画が炎上しているそうだが、どん兵衛といえば100円くらいで腹の足しになるインスタント麺として重宝していたのに、最強どん兵衛の値段が、その三倍にもなっているのでは、我々貧乏人層としては、ついていけないとの反発もあるのではないかと思えてならない。

 昭和が、国民を巻き込んだファシズムと、連合軍による軍事占領、その後の復興、高度経済成長とバブルの時代とすれば、平成の時代は、経済停滞と事なかれ主義の時代であり、令和の時代は、何だろうか、SNSなどによる情報過多により、我々が何となく目を背けて来た冷酷な真実が暴かれる時代なんだろうか。例えば、ウクライナ戦争やガザでの紛争などは、一方的な軍事的暴力に対して、如何に市民が無力であるかということを示していて、一方、我が国における消費者物価の高騰は大多数の国民の生活状況を圧迫しており、一部のセレブ層と貧困層との格差(収入、教育、結婚、健康、寿命など)が増大していることが実感され、それが、与党や政府への支持率の低下を招いている主な要因ではないか。それにも関わらず、相変わらず、自民党と各種業界・団体との関係は、世襲議員などによる、自らが当選することのみを主な目的とした利権政治(政・官・業の癒着)が幅を利かせていることが明らかになりつつあるし、また、夢と憧れの象徴でもあった芸能界でも、ジャニーズ問題や宝塚問題、最近問題になりつつある大御所芸人M等による性加害問題など、一部が、乱れに乱れ、パワハラ体質に染まっているのではないかとの疑いも生じている。
 現在、地方からは都会へ憧れて移住していく若い女性が多いが、その中の多くの女性が貧困化したり、出会い系サイトなどで知り合った男性に騙されたり、ホストクラブなどの餌食となったりと、都会に若い女性が集中し、かといって生活費の高い都会での結婚率、出産率も低いままであり、それが、少子化の更なる進行を促し、我が国衰退への構造的な要因ともなっているのではないかと懸念される。


※気になる記事【読売新聞の記事から抜粋】
 吉本興業は27日、同日発売の「週刊文春」で、所属するお笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志さん(60)が、複数の女性に性的行為を強要していたと報じられたことに関し、「当該事実は一切なく、記事はタレントの社会的評価を著しく低下させるもの。取材態様を含め厳重に抗議し、今後、法的措置を検討していく予定」と発表した。 

 ジャニーズ問題は、ジャニー喜多川氏の歴史に残るような多数の少年に対する性加害もさることながら、芸能事務所に過ぎないジャニーズ事務所にテレビ局などのマスコミが圧力をかけられ、北公次氏などの告白や裁判所での喜多川氏の性加害認定判決などにも関わらず、忖度して報道してこなかったことが、新たな被害を生んだという負の連鎖が続いていたことの方も大きかった。今回の松本さんのスキャンダル報道が事実かどうかは、今のところは分からないところがあるが、芸能界の一方の大事務所である吉本興業が、もし、真実を隠ぺいし、それに多くのマスコミが加担するとするなら、こんなに悲しいことはないだろう。私の妻も松本氏のファンのようで、私が、このスキャンダルのことを言ったところ、かなり立腹し、「何故、証拠も無い様なことを報道するのか」と文春を非難しているが、不同意性交であったかはともかく、女性を交えて豪華なホテルで遊んでいたということは、芸能人の奢りであったのではないかと思うし、火の無い所に煙は立たないということなんだろうかとも想像してしまう。
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