6月、くじゅう連山はミヤマキリシマの花が咲く時期です。
昔は、山の斜面が一面ピンク色に染まるほど一斉にミヤマキリシマが咲きほこっていましたが、近年は虫の被害が続いています。
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今年も山レポには「平治岳のミヤマキリシマは今年も虫の被害!」と出ていました。
同じ「くじゅう」でも、場所によっては被害の少ない山もあるようでした。
『どうか今年もミヤマキリシマが観れますように!』
そんな願いを胸に、6月中旬に山岳会の人たちとマイクロバスで「扇ヶ鼻」に行きました。
「扇ヶ鼻」はくじゅうの中でもミヤマキリシマの花が咲くのが遅いのだそうです。
しかも、今回は瀨ノ本から登ります。
初めて歩くルートなので、どんな景色が観れるか楽しみにしていました。
前日は雨が降っていましたが、その雨も平地では早朝に止みました。
でも、山の天気は変わりやすいのでどうなるか分かりません。
マイクロバスは予定通り6時に出発し、9時には瀨ノ本近くの登山口に到着しました。
この時期、くじゅうに登山に来る人は「長者原」か「牧ノ戸」から登ります。
「牧ノ戸」よりも300mほど標高の低い「瀨ノ本」から登る人は無く、私たちだけが歩くとても静かな登山道でした。
ひたすらに斜面を登ること2時間、ドウダンツツジの林を通ります。
ベニドウダン、
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シロドウダン、
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サラサドウダンも観られます。
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稜線まで登り上がると、そこは笹原でした。
くじゅうは火山の山で、山頂はゴツゴツした岩や石、またはミヤマキリシマなどの低木が広がっているのが常ですが、ここは一面緑の笹原です。
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残念な事に、直前にガスに包まれてしまい絶景は望むことはできませんでしたが、幻想的な景色でした。
今回の目的地「扇ヶ鼻」でもガスの中でした。
昼食を済ませ、研修部長を含め健脚の有志5人だけは「星生山」まで足を伸ばしました。
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「星生山」へ続くルート途中のミヤマキリシマは健在で、健気に咲いてくれている姿に元気をもらいました。
40数年振りの「星生山」もガスの中です。
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南壁のミヤマキリシマも頑張って花を咲かせていました。
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『ガスよ晴れよ!』
と、幾度となく5人で叫んだのですが、まだまだ修行が足りない者ばかりで、ガスはとれません。
「星生山」の急坂を降りたところにも虫の被害を免れたミヤマキリシマが沢山咲いていていたのが心の救いでした。
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「星生山」まで足を伸ばした5人は、「沓掛山」手前で本隊に追いつくことができました。
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「えー、もう来たの!」
と、言われたことが少し嬉しいご褒美でした。