本書は、2001年6月に『六輔の遠近メガネ』を改題したもので、いろんな話が書かれている。楽しく読むことができた。 . . . 本文を読む
本書は、1988年7月から1990年6月の間の『太陽』に連載されていたものと、その他の江戸に関する文章から構成されている。
具体的には、「複数の人間に共有される場」という「連の場」、春画、遊女、三味線を通した江戸のエロシズム、そして「連の場」に集まる人として、山東京伝、平賀源内、松尾芭蕉、与謝蕪村などについて書かれている。
とても印象に残った一文は次のとおり。「日本文化の諸現象における全体とは、完 . . . 本文を読む