2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 高杉良著『男の決断』(新潮文庫)

2011-04-13 18:32:06 | 読書
本書の副題が「企業合併、社長追放・・・・・・存亡を賭けた一瞬」となっているとおり、太陽神戸銀行と三井銀行との合併、三井火災海上の人事問題、関西の料亭の女将に巨額融資をした際の日本興業銀行、英国に進出した際の日産自動車など全5編が収められている。巻末の佐高信さんの解説に、「己れに自信のない者が会社の権力を、あたかも自分の権力であるかのごとくして行使する」(254頁)ということは、「会社」を「国」と置き換えても、通用すると思われる。
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