本書は、米国人の中で、上がり続ける消費基準、これ見よがしの消費、増加する消費者ローン、贅沢なライフスタイルを保つための長時間労働が顕著となり、快適さより富裕さを求める普遍的な願望を特徴とする『新しい消費主義』が生まれたという。これらを、ホワイトカラー職での高学歴女性の増加、マスメディアの影響力の高まり及び上位20パーセント層への所得及び資産の集中化という要因と関連付けられて論じられている。
また、そのような生活に反対するダウンシフターと呼ばれる人々も現れるようになった。ダウンシフターは、より多くのものを消費するための収入を増やすために労働時間を長くするようなことはせず、むしろ少ない収入にあった消費をする人々で、そのような生活をする前よりもストレスが少なく、自由な時間が増えたようだ。
言うまでないが、消費のための労働が増えているのは日本でも同様だろう。クレジットカードに、ネットショッピング。さほど必要のないものを買ってしまう環境は整っているだけに、浪費を防ぐのは簡単ではない。
6月5日読了。
また、そのような生活に反対するダウンシフターと呼ばれる人々も現れるようになった。ダウンシフターは、より多くのものを消費するための収入を増やすために労働時間を長くするようなことはせず、むしろ少ない収入にあった消費をする人々で、そのような生活をする前よりもストレスが少なく、自由な時間が増えたようだ。
言うまでないが、消費のための労働が増えているのは日本でも同様だろう。クレジットカードに、ネットショッピング。さほど必要のないものを買ってしまう環境は整っているだけに、浪費を防ぐのは簡単ではない。
6月5日読了。