YouTubeにはニュース番組の特集などで、マンションの管理組合の修繕積立金不足について報じられています。
私が見たかぎりでは、50戸以下の小規模なマンション、ずっと長期修繕計画を見直していない、住民が高齢で年金生活というのが共通点だったように思います。
建設業での人手不足や資材の高騰に加え、東日本大震災や東京五輪があって、ここ10年位で建設費が4割も上昇したと言われています。
このため、そのようなことを踏まえていない長期修繕計画のままで大規模修繕工事が必要になっても、当然工事費が足らないので修繕積立金を引き上げようにも間に合わないし、年金生活者が多いところでは引き上げができないことから、工事が出来ずにいる管理組合もあるようです。
その工事ができていないので、漏水などドンドン建物の劣化が進みますので、とてもでないけど売れません。
そして、いずれ廃墟のような感じになってしまう。。
その上、そこでお亡くなりになる方も出てきて、ますます管理組合は困ることに。
ただし、不動産登記法が改正されて相続登記が義務化されたので、これまでのように相続人が分からないということは減ると思います。
今のように建設費高騰時に何もしないということはあり得ないので、普段から長期修繕計画に関心を持ち、定期的に見直し作業を管理会社と一緒にやっていく必要があります。そうすれば、工事費不足という惨事は避けられます。