2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 山路徹著『口説きの技術』(角川oneテーマ21)

2011-12-30 23:56:46 | 読書

すっかり、不倫騒動で有名になってしまった、ジャーナリスト山路徹さんの新書である。「女性とうまく交際できないような人は、仕事もできない」(93頁)と山路さんはいうが、ある意味で正しいと思う。きちんと、相手を安心させるだけの技術がなければ、どんな物事も前に進めることができないだろう。本書の購入で、女性に援助を仰ぐことが減れば、幸いだ。

なお、山路さんは、90年代前半のボスニア紛争、2010年のミャンマーの各取材で、命を落としても仕方ないような修羅場を潜り抜けてきた。だから、彼の発言には、女性を口説くということであっても、ただのチャラ男とは比較にならない重みがある。だから、窮地に立たされた場合に、守りに入らず、逆に「アクセルを踏み込」むような攻めに転じることもひとつの方法で、それによって活路が開かれることも少なくないという意見(9頁)は、まさにその一つである。

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