2月29日

日々の思いつき及び読書の感想

読書 服部茂幸著 アベノミクスの終焉(岩波新書)

2015-01-28 22:42:32 | 読書
タイトルの通り、経済学者の服部さんはアベノミクスの批判をしている。要は、アベノミクスは経済効果がないということだ。例えば、日銀による異次元緩和策について、「異次元緩和が始まると、経済成長率は低迷した」、「消費者物価の上昇も、輸入インフレによるところが大きい」、「アベノミクスの前の日本経済は全体的に世界同時不況から回復してきていた」等である(63ページ)。
確かに、株価は上がったのかもしれないが、多くの人の賃金は上がらず、派遣等の非正規労働者の数は増え続けていて、景気回復を感じる人はわずかにとどまるだろう。
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