本書は、日本の会社によるリストラ、会社とは何か、会社の仕組み、日本のサラリーマン、日本型資本主義の誕生からの経緯、ポスト産業資本主義における会社、会社で働く意味等について書かれている。
「会社は株主のモノでしかないという株主主権論は、会社と企業とを混同した、法理論上の誤り」(16ページ)
「利潤は差異性からしか生まれ」ないことは何度も繰り返されています(237頁等)。産業資本主義では労働生産性と実質賃金率の差異によって利潤を得ていたが、ポスト産業資本主義では差異性そのものである「情報の商品化」によって利潤を得ることになった(237~241頁)。
中高年サラリーマンが、若い間に会社特有の技術知識を修得し、年功序列的賃金制度下で自らの生産性よりも低い賃金で働いたのに、昇給が無くなったたり、解雇されたりしたら、無駄になってしまう(355頁)。
「会社は株主のモノでしかないという株主主権論は、会社と企業とを混同した、法理論上の誤り」(16ページ)
「利潤は差異性からしか生まれ」ないことは何度も繰り返されています(237頁等)。産業資本主義では労働生産性と実質賃金率の差異によって利潤を得ていたが、ポスト産業資本主義では差異性そのものである「情報の商品化」によって利潤を得ることになった(237~241頁)。
中高年サラリーマンが、若い間に会社特有の技術知識を修得し、年功序列的賃金制度下で自らの生産性よりも低い賃金で働いたのに、昇給が無くなったたり、解雇されたりしたら、無駄になってしまう(355頁)。