ランカ・リーは自分の人生の中では何回も悲惨な目に遭っている。
その大半はバシュラ戦役や第117次大規模調査船団に関してであり・・・
2060年以降・・・ランカは女優活動成功し・・・
結婚したくさんの子宝に恵まれ・・・・
その後はタレント業にも進出したり、声優業に進出するなど売れっ子になるが・・
その中で悲惨な思い出が起きた・・・・
それは・・・・
【西暦2064年2月14日.地球.北米.ニューヨークタウン】
地球北米地区最大の都市であるニューヨーク。
ランカは女優の仕事の関係でこの北米地区最大の都市に来ていた。
結構撮影が上手く行き・・・・・ランカも上機嫌になるほど大成功した。
撮影がある程度は終わろうとしているバレンタインデーの夜
カンパーイ
お付きの護衛士官であるエルザ・スレフマン少尉と飲み会をしていた。
20歳を越えたランカはお酒が大好きになり、ドン引きするほどの酒豪。
エルザは酒を飲み過ぎるランカを心配して止めるけど、それでも飲む・・・
これがいつもの風景となりつつあった。
ランカ「おいし~レッドアイ何杯でもいける~」
女優.ランカ・リー
エルザ「ランカさん飲み過ぎですって。」
新統合宇宙軍エルザ・スレフマン少尉
案の定ランカは飲んでいた。
ビールとトマトジュースを頼み、それを混ぜて飲むカクテル・・・・
レッドアイを作り、料理をつまみながら飲んでいた。
エルザはグレープフルーツジュースとビールを混ぜながら・・・
ランカが飲み過ぎないか心配する。
案の定、ランカはシャンディガフ(ビールとジンジャーエール)やパナシェ(レモン炭酸水とビール)などのビールカクテルを飲みまくり・・・・
段々と調子が変になり、ライザは頭を悩ませる。
ランカ「美味しかったね~」
エルザ「見ているだけで、酔ってきそうですよ。」
お店を出る頃にはランカの調子はまともになる。
今回は奇跡だな、エルザは今のランカの様子を見て心の中で呟く。
このまま帰りのジープのある駐車場に向かって帰ろう・・・
ライザはそう思っているが、ランカは帰りにコンビニにより何かお酒買おうと考えていた。
二人は駐車場を目指して歩く・・・・
ガンッ
ランカ「何!?」
近くで大きな音が響いた。
まるで銃声のような音・・・この銃声でランカの酔いは一気に冷めてしまい・・・・
エルザは拳銃を取り出し、予備の拳銃をランカに渡す。
一体この音の正体は何なのか?
二人は銃声のした方向に顔を出す・・・・・
「兄貴、裏切り者は死にましたね。」
「あぁ俺たちを裏切って警察に売ろうとした、最悪なクズだよ。」
チンピラのような服装の男性二人が拳銃をもっており・・・
その奥には誰かが倒れているように見える。
ランカとエルザは緊張した感じでその様子を見ており・・・
今思ったのが、このままでは不味いと・・・
エルザ「このまま帰って警察に連絡しようかしら・・・・」
ランカ「戦わないのですか?」
エルザ「いくら軍人でも犯罪が絡むような事件には積極的に関わりたくないのよ。それに生身での白兵戦得意じゃないし。」
流石にまずいのでここは逃げる事にする。
軍人であるライザはいろいろな事情もあってか、戦えない・・・・・
戦う事になる時は正当防衛に該当する事案のみ・・・・
エルザは本来の任務内容ランカの護衛の為・・・
命をかけてでもランカを守らなくてはならない・・・・
とは言え、最終防衛線は自分自身なのでランカには護身用の拳銃を借りている。
このまま逃げるため反転し・・・・ジープの置いてある駐車場へ向かった。
が・・・・・・・・
ダンッ ダンッ
ランカ「きゃっ・・・」
「兄貴・・・女だ!女に見られましたぜ!」
「殺せ!!殺してしまえ!!」
二人組の殺人犯に見つかり銃撃を受けてしまう。
攻撃されたランカとエルザは急いで駐車場に向かって逃げる。
それから数分後、二人はなんとか駐車場に到着。
ジープに乗り込み、急いでその場から離れた。
逃げる最中に警察に事の詳細を話した。
「分かった、すぐさまパトカーを用意する。しかし、ギャングの場合もある・・・一応陸軍の出動を要請する。」
エルザ「ありがとうございます。」
警察はパトカーを、用意するがギャングの場合もあるので軍の出動を要請してくれた。
近頃のギャングは危ない連中なので、デストロイドを装備したりバルキリーを装備する場合もある。
なので軍の出動も警察の要請によりあり得るようになってくる。
ランカ「来たよ、しかも車が増えている。」
エルザ「くっ運転かわってもらいたいけど、ランカさん酔っているし。」
追撃してくるギャング、しかも数が増えてバイク数台が護衛についた。
ランカと運転を交替して迎撃したいが、飲酒運転になるので出来ない。
エルザは悩んでしまいながらも、走り続ける。
そんな中で・・・・
エルザ「ランカさん?」
ランカ「私が撃ちます、エルザさんは走り続けて!」
エルザ「無茶な!」
ランカ「今はそんな事を言っている場合じゃないでしょ、私にも撃てます。」
ランカは護身用の拳銃を後ろに向けて構える。
アクション女優が故か、拳銃の腕前もある程度は備わっている。
まだ、この地帯は人が多いので発砲する事が出来ない。
ランカは自分を殺そうとする相手を睨みながら、発泡のチャンスを待つ・・・・・
正直、こんな事をしたくない・・・・・
歌手としてアクション女優として・・・・・ランカは苦しい気持ちになりながらも・・
拳銃を構え続ける。
そして交通量の少ない橋にたどり着く。
ランカ「今だ!」
ダンッダンッダンッ
「お・・・・おわぁぁぁぁ」
ランカの持つ拳銃はついに火を噴いた。
3発発泡し、車体に2発・・・タイヤに1発・・・・・
ランカ達を追撃していたあの二人組のジープはコントロールを失い・・・・
右側のガードレールに激突した。
エルザ「凄い・・・・」
ランカ「でも次は撃てない、同じような事をしたら私・・・・人殺してしまう。」
残りは複数台のバイクである。
同じように拳銃を発泡したいが・・・・拳銃を発泡したら・・・
確実に人を殺してしまう・・・・・・
拳銃をタイヤに向けて発泡し、重傷ではすまされないような結果になる。
とは言え、ランカ達に贅沢が言える状況じゃない。
自分達も同じようにジープのコントロールにぶつかり・・・
重傷や死亡かの二つを選択することになる。
アクション女優であり歌手であるランカが人を殺す事があると・・・
ランカの将来や履歴に傷がつく。
エルザ「取りあえず正面見て・・・・このまま逃げるので・・・席は正面に・・・・」
ランカ「分かったわ・・・・しっかり運転お願いします。」
ランカの攻撃は一旦終了・・・・・・
このまま継続しランカの経歴を傷つけるわけにはいかない。
エルザのランカの事を思っての判断・・・・・
とは言え、ランカは拳銃を持ち続けている・・・・
その理由は・・・・・・・・
ー最後・・・自分自身を守るのは私自身なんだ・・・・・・・・
追ってに追い込まれた時に自分自身を守るため・・・・
いくら護衛で新統合軍人であるライザがいるとは言え・・・・
結局・・・・ある程度の場面では防ぎきれない場合もある・・・・
護衛のエルザでも防ぎきれない場合が起きた場合はランカがランカを守るしかなくなる。
結構・・・・いろいろと苦労した経験があるのか、ランカは拳銃を持ち・・・・
最終的に女優と歌手引退覚悟で敵を決意を持っている。
ランカ「くっ・・・・行き止まり・・・・」
エルザ「まんまと敵の罠に引き込まれたと言うの?」
ジープはスヴァール・サラン級の残骸のある森で止まる・・・・・
これ以上、前に進めないからだ・・・・・・・
ランカとエルザは追っ手を睨みながら、何かをする。
何かをする手は・・・・
二人は必死に対策を考える・・・・
しばらくして・・・ランカは何かに気がつき・・・
それをライザに教える。
話終えると・・・ランカはエルザと運転の席を交換した。
そして
ランカ「エルザさん、行きますよ!」
エルザ「作戦どお・・・・きゃっ」
ランカはアクセルを踏み、追っ手の方に突っ込む。
かなりのスピードであり、追っ手のバイクを破損させる。
暴走したランカに思わず追っ手がバイクから逃げ出した。
そしてジープは止まり、ランカとライザは拳銃を腰に備え・・・
ランカ「たぁぁぁ」
エルザ「やぁぁ」
混乱している追っ手を態勢を整え直すために叩き伏せた。
ランカはアクション女優として、いろんな戦い方を勉強してあり・・・
今の戦いかたはそれを応用したもの・・・・
しかも今度の映画で使おうとした奴だ・・・・・
二人は追っ手を叩き潰し壊滅させる。
しばらくして警察が到着。
全員お縄についた。
ランカ「あいつらはギャングじゃないの?」
「最近できたチンピラ集団で、殺されたのは抜けたチンピラ集団の一員だそうです。」
ランカ達が相手にしていたのは最近できたチンピラ集団。
デストロイドもバルキリーは保有してない、軽銃火器をしかない雑魚。
二人はただのチンピラ集団でホッとするが・・・・
同時に捕まって、あんな事やこんな事・・・殺されなくてよかったと思った。
そして
警察や後から来た統合軍に事情終えた後・・・・
ランカ「かんぱ~い」
エルザ「乾杯(なんと言う人・・・かつて超時空シンデレラと言われた人か・・・・・」
まさかの二次会
お洒落なバーで、ランカとエルザは飲み会をした。
豪快すぎるランカにエルザは少し引く・・・
かつて超時空シンデレラとして有名になり・・・
ジーナス家の一門であったエルザも凄いなと思って尊敬し・・・・
護衛官としてランカを護衛することに光栄だと思った。
尊敬する人の普段の箱の扉を開けば、酒大好きな女性。
もはやアルコール中毒にかかってないか・・・
エルザは深い溜息を吐くと・・・・・
「注文の品です。」
ライザ「これは!?チョコレート、しかもこれ・・・高くて中々買えない奴。」
目の前にチョコレートが置かれる。
しかも、中々買えないような高い奴・・・・
一体何故、チョコレートが置かれたのか・・・
エルザはしばらく固まっていると・・
ランカ「バレンタインデーだよ、いつも護衛してもらっているお礼。もしくは我が儘ばかりの迷惑料・・・」
エルザ「ランカさん・・・・」
ランカ「惑星フロンティアから離れ一人ぼっちになって、初めて出来た友達・・・・私はいつも感謝してます。」
ランカからバレンタインデーのプレゼントだと言う。
いつも護衛してもらったり、酒関係の我が儘を聞いてもらったり。
感謝している時もあれば、酒飲み過ぎて悪かったなの罪悪感。
そして先程のカーチェイスの時も・・・・
もし
エルザが護衛にいなかったら、襲われ手遅れになる状態に陥っていたかもしれない。
ランカは常日頃、エルザの事を大事に思っていた。
エルザ「ランカさん・・・・・・・」
ランカ「ちょっと・・・エルザちゃん!?」
ランカの気遣いにエルザは感動のあまり泣きながら感謝する。
やはり超時空シンデレラとかつて呼ばれたランカは優しい。
エルザの嬉し泣きに、思わずランカも貰い泣き・・・
これからも一緒に頑張りたい仲間として・・・
ランカもエルザの様子を見て強く思うようになった。
その後
二人は北米を中心に護衛対象と護衛の関係を数年間続けた。
そして
ランカが結婚するとエルザを呼び、エルザが結婚するとランカを呼ぶ。
お互いが結婚して離ればなれになっても、関係は続いたようである。
その大半はバシュラ戦役や第117次大規模調査船団に関してであり・・・
2060年以降・・・ランカは女優活動成功し・・・
結婚したくさんの子宝に恵まれ・・・・
その後はタレント業にも進出したり、声優業に進出するなど売れっ子になるが・・
その中で悲惨な思い出が起きた・・・・
それは・・・・
【西暦2064年2月14日.地球.北米.ニューヨークタウン】
地球北米地区最大の都市であるニューヨーク。
ランカは女優の仕事の関係でこの北米地区最大の都市に来ていた。
結構撮影が上手く行き・・・・・ランカも上機嫌になるほど大成功した。
撮影がある程度は終わろうとしているバレンタインデーの夜
カンパーイ
お付きの護衛士官であるエルザ・スレフマン少尉と飲み会をしていた。
20歳を越えたランカはお酒が大好きになり、ドン引きするほどの酒豪。
エルザは酒を飲み過ぎるランカを心配して止めるけど、それでも飲む・・・
これがいつもの風景となりつつあった。
ランカ「おいし~レッドアイ何杯でもいける~」
女優.ランカ・リー
エルザ「ランカさん飲み過ぎですって。」
新統合宇宙軍エルザ・スレフマン少尉
案の定ランカは飲んでいた。
ビールとトマトジュースを頼み、それを混ぜて飲むカクテル・・・・
レッドアイを作り、料理をつまみながら飲んでいた。
エルザはグレープフルーツジュースとビールを混ぜながら・・・
ランカが飲み過ぎないか心配する。
案の定、ランカはシャンディガフ(ビールとジンジャーエール)やパナシェ(レモン炭酸水とビール)などのビールカクテルを飲みまくり・・・・
段々と調子が変になり、ライザは頭を悩ませる。
ランカ「美味しかったね~」
エルザ「見ているだけで、酔ってきそうですよ。」
お店を出る頃にはランカの調子はまともになる。
今回は奇跡だな、エルザは今のランカの様子を見て心の中で呟く。
このまま帰りのジープのある駐車場に向かって帰ろう・・・
ライザはそう思っているが、ランカは帰りにコンビニにより何かお酒買おうと考えていた。
二人は駐車場を目指して歩く・・・・
ガンッ
ランカ「何!?」
近くで大きな音が響いた。
まるで銃声のような音・・・この銃声でランカの酔いは一気に冷めてしまい・・・・
エルザは拳銃を取り出し、予備の拳銃をランカに渡す。
一体この音の正体は何なのか?
二人は銃声のした方向に顔を出す・・・・・
「兄貴、裏切り者は死にましたね。」
「あぁ俺たちを裏切って警察に売ろうとした、最悪なクズだよ。」
チンピラのような服装の男性二人が拳銃をもっており・・・
その奥には誰かが倒れているように見える。
ランカとエルザは緊張した感じでその様子を見ており・・・
今思ったのが、このままでは不味いと・・・
エルザ「このまま帰って警察に連絡しようかしら・・・・」
ランカ「戦わないのですか?」
エルザ「いくら軍人でも犯罪が絡むような事件には積極的に関わりたくないのよ。それに生身での白兵戦得意じゃないし。」
流石にまずいのでここは逃げる事にする。
軍人であるライザはいろいろな事情もあってか、戦えない・・・・・
戦う事になる時は正当防衛に該当する事案のみ・・・・
エルザは本来の任務内容ランカの護衛の為・・・
命をかけてでもランカを守らなくてはならない・・・・
とは言え、最終防衛線は自分自身なのでランカには護身用の拳銃を借りている。
このまま逃げるため反転し・・・・ジープの置いてある駐車場へ向かった。
が・・・・・・・・
ダンッ ダンッ
ランカ「きゃっ・・・」
「兄貴・・・女だ!女に見られましたぜ!」
「殺せ!!殺してしまえ!!」
二人組の殺人犯に見つかり銃撃を受けてしまう。
攻撃されたランカとエルザは急いで駐車場に向かって逃げる。
それから数分後、二人はなんとか駐車場に到着。
ジープに乗り込み、急いでその場から離れた。
逃げる最中に警察に事の詳細を話した。
「分かった、すぐさまパトカーを用意する。しかし、ギャングの場合もある・・・一応陸軍の出動を要請する。」
エルザ「ありがとうございます。」
警察はパトカーを、用意するがギャングの場合もあるので軍の出動を要請してくれた。
近頃のギャングは危ない連中なので、デストロイドを装備したりバルキリーを装備する場合もある。
なので軍の出動も警察の要請によりあり得るようになってくる。
ランカ「来たよ、しかも車が増えている。」
エルザ「くっ運転かわってもらいたいけど、ランカさん酔っているし。」
追撃してくるギャング、しかも数が増えてバイク数台が護衛についた。
ランカと運転を交替して迎撃したいが、飲酒運転になるので出来ない。
エルザは悩んでしまいながらも、走り続ける。
そんな中で・・・・
エルザ「ランカさん?」
ランカ「私が撃ちます、エルザさんは走り続けて!」
エルザ「無茶な!」
ランカ「今はそんな事を言っている場合じゃないでしょ、私にも撃てます。」
ランカは護身用の拳銃を後ろに向けて構える。
アクション女優が故か、拳銃の腕前もある程度は備わっている。
まだ、この地帯は人が多いので発砲する事が出来ない。
ランカは自分を殺そうとする相手を睨みながら、発泡のチャンスを待つ・・・・・
正直、こんな事をしたくない・・・・・
歌手としてアクション女優として・・・・・ランカは苦しい気持ちになりながらも・・
拳銃を構え続ける。
そして交通量の少ない橋にたどり着く。
ランカ「今だ!」
ダンッダンッダンッ
「お・・・・おわぁぁぁぁ」
ランカの持つ拳銃はついに火を噴いた。
3発発泡し、車体に2発・・・タイヤに1発・・・・・
ランカ達を追撃していたあの二人組のジープはコントロールを失い・・・・
右側のガードレールに激突した。
エルザ「凄い・・・・」
ランカ「でも次は撃てない、同じような事をしたら私・・・・人殺してしまう。」
残りは複数台のバイクである。
同じように拳銃を発泡したいが・・・・拳銃を発泡したら・・・
確実に人を殺してしまう・・・・・・
拳銃をタイヤに向けて発泡し、重傷ではすまされないような結果になる。
とは言え、ランカ達に贅沢が言える状況じゃない。
自分達も同じようにジープのコントロールにぶつかり・・・
重傷や死亡かの二つを選択することになる。
アクション女優であり歌手であるランカが人を殺す事があると・・・
ランカの将来や履歴に傷がつく。
エルザ「取りあえず正面見て・・・・このまま逃げるので・・・席は正面に・・・・」
ランカ「分かったわ・・・・しっかり運転お願いします。」
ランカの攻撃は一旦終了・・・・・・
このまま継続しランカの経歴を傷つけるわけにはいかない。
エルザのランカの事を思っての判断・・・・・
とは言え、ランカは拳銃を持ち続けている・・・・
その理由は・・・・・・・・
ー最後・・・自分自身を守るのは私自身なんだ・・・・・・・・
追ってに追い込まれた時に自分自身を守るため・・・・
いくら護衛で新統合軍人であるライザがいるとは言え・・・・
結局・・・・ある程度の場面では防ぎきれない場合もある・・・・
護衛のエルザでも防ぎきれない場合が起きた場合はランカがランカを守るしかなくなる。
結構・・・・いろいろと苦労した経験があるのか、ランカは拳銃を持ち・・・・
最終的に女優と歌手引退覚悟で敵を決意を持っている。
ランカ「くっ・・・・行き止まり・・・・」
エルザ「まんまと敵の罠に引き込まれたと言うの?」
ジープはスヴァール・サラン級の残骸のある森で止まる・・・・・
これ以上、前に進めないからだ・・・・・・・
ランカとエルザは追っ手を睨みながら、何かをする。
何かをする手は・・・・
二人は必死に対策を考える・・・・
しばらくして・・・ランカは何かに気がつき・・・
それをライザに教える。
話終えると・・・ランカはエルザと運転の席を交換した。
そして
ランカ「エルザさん、行きますよ!」
エルザ「作戦どお・・・・きゃっ」
ランカはアクセルを踏み、追っ手の方に突っ込む。
かなりのスピードであり、追っ手のバイクを破損させる。
暴走したランカに思わず追っ手がバイクから逃げ出した。
そしてジープは止まり、ランカとライザは拳銃を腰に備え・・・
ランカ「たぁぁぁ」
エルザ「やぁぁ」
混乱している追っ手を態勢を整え直すために叩き伏せた。
ランカはアクション女優として、いろんな戦い方を勉強してあり・・・
今の戦いかたはそれを応用したもの・・・・
しかも今度の映画で使おうとした奴だ・・・・・
二人は追っ手を叩き潰し壊滅させる。
しばらくして警察が到着。
全員お縄についた。
ランカ「あいつらはギャングじゃないの?」
「最近できたチンピラ集団で、殺されたのは抜けたチンピラ集団の一員だそうです。」
ランカ達が相手にしていたのは最近できたチンピラ集団。
デストロイドもバルキリーは保有してない、軽銃火器をしかない雑魚。
二人はただのチンピラ集団でホッとするが・・・・
同時に捕まって、あんな事やこんな事・・・殺されなくてよかったと思った。
そして
警察や後から来た統合軍に事情終えた後・・・・
ランカ「かんぱ~い」
エルザ「乾杯(なんと言う人・・・かつて超時空シンデレラと言われた人か・・・・・」
まさかの二次会
お洒落なバーで、ランカとエルザは飲み会をした。
豪快すぎるランカにエルザは少し引く・・・
かつて超時空シンデレラとして有名になり・・・
ジーナス家の一門であったエルザも凄いなと思って尊敬し・・・・
護衛官としてランカを護衛することに光栄だと思った。
尊敬する人の普段の箱の扉を開けば、酒大好きな女性。
もはやアルコール中毒にかかってないか・・・
エルザは深い溜息を吐くと・・・・・
「注文の品です。」
ライザ「これは!?チョコレート、しかもこれ・・・高くて中々買えない奴。」
目の前にチョコレートが置かれる。
しかも、中々買えないような高い奴・・・・
一体何故、チョコレートが置かれたのか・・・
エルザはしばらく固まっていると・・
ランカ「バレンタインデーだよ、いつも護衛してもらっているお礼。もしくは我が儘ばかりの迷惑料・・・」
エルザ「ランカさん・・・・」
ランカ「惑星フロンティアから離れ一人ぼっちになって、初めて出来た友達・・・・私はいつも感謝してます。」
ランカからバレンタインデーのプレゼントだと言う。
いつも護衛してもらったり、酒関係の我が儘を聞いてもらったり。
感謝している時もあれば、酒飲み過ぎて悪かったなの罪悪感。
そして先程のカーチェイスの時も・・・・
もし
エルザが護衛にいなかったら、襲われ手遅れになる状態に陥っていたかもしれない。
ランカは常日頃、エルザの事を大事に思っていた。
エルザ「ランカさん・・・・・・・」
ランカ「ちょっと・・・エルザちゃん!?」
ランカの気遣いにエルザは感動のあまり泣きながら感謝する。
やはり超時空シンデレラとかつて呼ばれたランカは優しい。
エルザの嬉し泣きに、思わずランカも貰い泣き・・・
これからも一緒に頑張りたい仲間として・・・
ランカもエルザの様子を見て強く思うようになった。
その後
二人は北米を中心に護衛対象と護衛の関係を数年間続けた。
そして
ランカが結婚するとエルザを呼び、エルザが結婚するとランカを呼ぶ。
お互いが結婚して離ればなれになっても、関係は続いたようである。