【西暦2027年月面クラビウスシティー】
新統合宇宙軍の第二の軍事基地.月面クラビウス基地の隣にあるクラビウスシティー。
軍都として発展したこの街は衰えを見せぬ程栄えている。
数々のエースパイロットを輩出した機種転換センターも今も健在である。
月面は多くの日系人が住んでおり、かつての日本の象徴した一家も全員移住し。
神道の総本山の神官になるなど、月面の日系人は多い。
更にゼントラーディ人も多く当初治安悪化が予想されたが・・
良識のある人ばかりなので予想よりも少なく悪化したに過ぎなかった。
他の連中から言わしめれば、新たな日本国とも言われている。
コミリア「さぁて待ち合わせ場所はここでいいかな。」
ジーナス家長女.コミリア・マリア・ジーナス
マクシミリアン・ジーナスとミリア・ファリーナ・ジーナスの長女・・・
コミリア・マリア・ジーナス。
10歳の時に副官のデワントンとその夫桐原茂人の家に預けられ・・・
月面で暮らしていた、むろん捨て子ではなく修行の為。
むろん住み込みのバイトとして、この頃より仕事の大切さを覚える。
昼は桐原姉妹と共に学校、夕方は一時間程の銭湯の手伝いと・・・
今は学校に行き、更にお金稼ぎたいので正式にアルバイトに昇格した。
そんな日々を送るコミリアだが・・・・
今日はある人と会う予定。
その人物は・・・・
ミリア「久しぶりね、マリア。」
新統合宇宙軍ダンシング・スカル副隊長ミリア・ファリーナ・ジーナス大尉
コミリア「遅かったじゃない、ママ・・・私の服を買うのを手伝ってよね。」
ミリア・ファリーナ・ジーナス。
コミリアの母親で、去年6人目の娘ミランダを出産したばかりである。
任務と育児で忙しいミリアだが、ようやく長期間休暇に入り・・・
ミランダをマックスとミラクルとモアラミアに預け、今ここにいる。
たまにミリアはクラビウスを訪れてはコミリアと出かけており・・・
まれにマックスの場合もあったりする・・・
二人は車に乗りクラビウスの街を走る。
コミリア「ママ、噂には聞いたけどアグレッサーの教官になるそうね。」
ミリア「な.なんで知っているのかしら?」
コミリア「茂人さんとデワントンさんからよ、あの二人は予備役だからママと会ってるはずでしょ。」
ミリア「そうなんだ~(デワントンとバルキリー馬鹿め・・・・)」
二人は車の中で世間話をする。
いつも二人っきりで車に乗るときは世間話をするのが恒例であり。
コミリアの恋話や他の姉妹達の様子。
ミリアのマックスへの愚痴など様々なジャンルがあり。
長い時間ドライブしても飽きずに喋り続ける。
二人が乗る車はクラビウスシティーのショッピングモールに到着。
店に入るなり服を選び始める。
コミリア「ママ見てよ、このタイトスカート セクシー」
ミリア「へぇ似合いそうねぇ。」
コミリア「こっちのダーティなタイトスカートもかっよくていい、こっちも。」
ミリア「タイトスカートばっか・・・・」
コミリアは服はさまざまなジャンルを選ぶが・・・・
下はタイトスカートばっかり。
昔からコミリアは可愛い服よりも色気がある服が好きだった。
ふりふりのスカートはデワントンから履かされたが、子供っぽく感じて・・
自ら貯めた貯金で、ジーンズだったりタイトスカートを履いていた。
次第に自分の履くスカートはタイトスカートのみだと決めている。
ミリア「マリア・・・・少しぐらい、この可愛いドレス着たらどう?」
コミリア「絶対に嫌。」
ミリアはドレスを進めるもコミリアは頑なに拒否する。
一体どうしてタイトスカートに拘るんだろう。
そう思っていると・・・・
コミリアはジーンズやハーフパンツなどを選ぶ。
まぁズボンは普通か・・・・
ミリアはジト目でコミリアを見続ける。
コミリア「いやぁ美味しい、やっぱりここのローストビーフは美味しいわね。」
ミリア「月面で育てられているなんてね、ここって案外開発は優秀ね。」
コミリア「もし地球がダメになった場合、自給自足できるような環境だからね。」
ミリア「なるほど、どうりで・・・デワントンやモーアが好きになるわけだ。」
服を買い終わった二人は昼御飯にする。
今回の昼飯は二人にとっては馴染み深いローストビーフ。
しかも美味しいと評判のムーンクラビウスビーフ。
味はかなりバランスがよく、上質な味わい。
コミリアは気に入っており、母ミリアにもこの味を知ってもらうと紹介。
紹介されたローストビーフを食べたミリアはすぐに気にった。
ミリア「あぁ美味しかった、やっぱり地球人と出会ってよかったわ。こんなに美味しい物を食べれるなんて、マリア・・・いい親孝行するわね。」
コミリア「それほどでもないのよママ、今後・・・私の我が儘聞いてもらうための・・・・」
ミリア「ゴホン ゴホン」
ミリアは親孝行だと感謝するが、コミリアは何か企んでいる。
コミリアが完全に言い切る前にミリアは聞かなかった事にする。
恩を着せて何か我が儘を聞いてもらうとする魂胆。
ここで聞かなかった事にすれば、後出なんとかなる。
コミリアの野望を華麗にスルーするミリアであった。
【クラビウスシティーとクラビウス基地の境目付近】
コミリアとミリアは街と軍事基地の間付近を走る。
そして近くの大きな公園に止めて、自動販売機でジュースを買い・・・
ベンチに座る・・・・・
コミリア「まだモア、パパやママから離れられないの?」
ミリア「そうなのよ、優秀な同胞(メルトラン)だけど・・・いつもべったりで、このままでいいのか。」
コミリア「よくないわよ、モアの今後のためにも一定の距離感持たないと。ミューズやテレーズ.エミリア.ミランダは幼子だけど、モアは大人よ。ミラクルだって自立心を高めるために、モーアさんと和也さんに預けられているのよ。今もなって自立心がないと、将来ダメになるわ。」
二人はモアラミアの事について話し合う。
モアラミアはコミリアの義妹であり・・・・
9年前の2018年惑星クラストラニアの戦闘で・・・・
出撃したダンシング・スカルに立ち塞がったメルトランである。
激しい戦闘の末捕獲し、激しく抵抗するも・・・
同じメルトランであるミリアがマックスに自分の子供にして思い出を教えようとし・・・
モアラミアを説得した結果、心を開きジーナス家の養女になった。
コミリアも2021年まで、モアラミアと過ごしており・・・
本当の姉妹のように仲が良かった。
定期連絡でもミラクルをはじめとする姉妹とも仲がいいと言う。
しかし
モアラミアはゼントラーディ人が故か、マックスとミリアを上官と両親と認識し・・・
10代後半になっても二人から巣立ち出来ないような状態になっていた。
ミリア「やっぱりマリアもそう思う?」
コミリア「そう思うミラクルも同じでしょ?」
ミリア「まぁそうだけど。」
コミリア「2年程様子見たら?ママがアグレッサーや次期可変主力戦闘機開発に行くのは2年後だし、パパは当分ダンシング・スカルにいると思うしモアも戦闘をかなりやれば何か自立しなきゃと思うんじゃない?」
ミリア「言われてみれば・・・・」
コミリアの進言もあり、ミリアは2年間様子を見る。
精神的には向上したが、やはりマックスとミリアから離れられなかった。
2029年にマックスが大佐に昇進しステルス宇宙巡洋艦ハルナの艦長になり・・・
ミリアは訓練センターの設立スタッフになり、アグレッサーの教官になるのだが・・・
モアラミアは二人と別れる事になり大泣きする。
それに関する話はまた別の話。
ラウラ「ふぁぁ、産休経て・・・やっと遊べる・・・アサヒを連れて何か食べに行くか・・・」
新統合宇宙軍ラウラ・ベルタリア中尉
ミリアを目の敵にし・・・・
後にハヤテ・イルメルマンの祖母になるラウラは三女アサヒを連れて歩いていた。
他の子供たちはパパ(吉野大樹)と遊ぶとかで、別の所で遊んでいる。
近くの神社に参拝し・・・・
アサヒが将来、健康的でいい人に出会えますようにと祈った。
ラウラ「さぁて、桐原隊長とデワントンの銭湯屋で飯食べよう。」
祈った後、ラウラは元上官が経営している銭湯に向かう。
風呂に入るのではなく、ご飯を食べるため・・・・
それにアサヒに乳を与えなくてはいけない。
デワントンや元上官のいる銭湯なら安心して乳をあげられる。
ラウラにとってはお気に入りの場所である。
ラウラ「ん?」
ミリア「ん?」
コミリア「ラウラお姉さ・・・ってやばぁ。」
そんな中で、駐車場でジープに乗ろうとしていたコミリアとラウラと遭遇した。
コミリアは声をかけようとするが、母ミリアの顔とラウラの顔を両方見て・・・
何か気まずい雰囲気だと察する。
何かぶつかり合いがありそうだと。
この二人はいつも会えば衝突する、根は仲が良いけど。
ミリア「ラウラ・ベルタリア!」
ラウラ「ミリアのおばさん」
ミリア「誰がおばさんですって!そんなに歳が変わらないのにおばさんは失礼でしょ!」
ラウラ「私はまだ29なのでノーカンです。」
やはりこうなった。
ゼントラーディ軍時代からいつもムカムカしてて、よく喧嘩する。
初めて見た時も同じように喧嘩していた。
まぁマシになったが・・・・
このまま喧嘩が続くかと思われたが・・・・
ミリア「いい娘ね、泣かないわ。」
ラウラ「ミリアが誉めるなんて以外ね、この娘はアサヒよ。」
ミリア「アサヒ・・・・太陽ね、中々のネーミングセンスね。」
ラウラ「一日の始まりの朝日のように清々しく明るく元気に過ごしてもらいたいと言う意味で名付けたのよ。」
ラウラの抱えていた娘アサヒに関する話題に入り和やかな雰囲気になった。
赤ちゃん・・・・・・
なんて天使な存在なんだろうか・・・・・
コミリアはアサヒを見てそう思った・・・・
いつか自分もこんな可愛い赤ちゃんを産んでみたいと・・・
ラウラ「抱いてみる?」
コミリア「いいんですか?」
アサヒを可愛いなぁと見ていたコミリアはラウラから抱いていいよと言われた。
抱いていい許可を貰ったコミリアはアサヒを抱えると・・・・
赤ん坊特有の暖かさを感じる。
コミリアは笑顔になりアサヒを見ていると、アサヒを小さな腕をあげた。
小さくて可愛い指・・・・結構可愛い・・・コミリアは感じる。
ラウラ「ねぇミリア・・・・マリアちゃんっていい母親になりそうねぇ。」
ミリア「そう?」
ラウラ「私でも中々笑ってくれないアサヒが笑うなんて。」
ミリア「笑っている?アサヒが?」
ラウラ「そうよ、少しとは言え笑うとは・・・マリアちゃんの優しさがあるんだわ。」
コミリアの母性はアサヒの心を開く・・・・ラウラはそう感じた。
ミリアも最初はなんの事か分からなかったが・・・・
段々と言葉の意味を理解し始めた。
なんせマックスの娘なんだから、私の娘だから当然だもの・・・
ラウラの言葉の意味をミリアはこう解釈した。
その後、このままラウラと別れる予定だったが・・・・
ラウラ「悪いね~乗せて行ってもらうなんて。」
ミリア「コミリアと同じ目的地なんだから乗せないわけには行かないでしょバカラウラ。」
コミリア「でも私・・・ラウラさんと一緒に車に乗れるのは嬉しいわよ。後はアサヒちゃんも。」
ラウラを車の後ろに乗せて、デワントンの家に戻る。
結構想定外だったが、同じ目的地に向かうラウラを置いてくわけにはいかなかった。
まぁ一人や二人が増えても問題ないし、コミリアと上手くやっているし。
それでそれで良しと・・・・
その後、デワントン夫婦の家につくとコミリアは母ミリアと別れる事になっていた。
ミリア「マリア楽しかったわ、私は帰るから成人するまで元気に過ごすのよ。」
コミリア「はいはい分かってます、そちらも軍の仕事頑張ってね~」
ミリア「勿論よ♪っねバカラウラは?」
コミリア「ご飯食べているよ、ラウラお姉さん・・・食べる事大好きなの知っているでしょ。」
ミリア「確かにあいつ、よく言ってたわね。じゃあまたね。」
コミリア「そっちもミューズ以下じゃなくて、ミラクル・モアラミア以下姉妹とパパによろしく。」
二人は別れた。
毎度の事だが、別れる辛さはなく明るい雰囲気で終わる。
なんせ永遠に別れるわけじゃない。
また会えるから、悲しむ理由はない。
むしろ、また会える楽しみがある。
二人はそう思っており、次回のお出かけを楽しみにする。
次回の親子のお出かけはいずこ?
新統合宇宙軍の第二の軍事基地.月面クラビウス基地の隣にあるクラビウスシティー。
軍都として発展したこの街は衰えを見せぬ程栄えている。
数々のエースパイロットを輩出した機種転換センターも今も健在である。
月面は多くの日系人が住んでおり、かつての日本の象徴した一家も全員移住し。
神道の総本山の神官になるなど、月面の日系人は多い。
更にゼントラーディ人も多く当初治安悪化が予想されたが・・
良識のある人ばかりなので予想よりも少なく悪化したに過ぎなかった。
他の連中から言わしめれば、新たな日本国とも言われている。
コミリア「さぁて待ち合わせ場所はここでいいかな。」
ジーナス家長女.コミリア・マリア・ジーナス
マクシミリアン・ジーナスとミリア・ファリーナ・ジーナスの長女・・・
コミリア・マリア・ジーナス。
10歳の時に副官のデワントンとその夫桐原茂人の家に預けられ・・・
月面で暮らしていた、むろん捨て子ではなく修行の為。
むろん住み込みのバイトとして、この頃より仕事の大切さを覚える。
昼は桐原姉妹と共に学校、夕方は一時間程の銭湯の手伝いと・・・
今は学校に行き、更にお金稼ぎたいので正式にアルバイトに昇格した。
そんな日々を送るコミリアだが・・・・
今日はある人と会う予定。
その人物は・・・・
ミリア「久しぶりね、マリア。」
新統合宇宙軍ダンシング・スカル副隊長ミリア・ファリーナ・ジーナス大尉
コミリア「遅かったじゃない、ママ・・・私の服を買うのを手伝ってよね。」
ミリア・ファリーナ・ジーナス。
コミリアの母親で、去年6人目の娘ミランダを出産したばかりである。
任務と育児で忙しいミリアだが、ようやく長期間休暇に入り・・・
ミランダをマックスとミラクルとモアラミアに預け、今ここにいる。
たまにミリアはクラビウスを訪れてはコミリアと出かけており・・・
まれにマックスの場合もあったりする・・・
二人は車に乗りクラビウスの街を走る。
コミリア「ママ、噂には聞いたけどアグレッサーの教官になるそうね。」
ミリア「な.なんで知っているのかしら?」
コミリア「茂人さんとデワントンさんからよ、あの二人は予備役だからママと会ってるはずでしょ。」
ミリア「そうなんだ~(デワントンとバルキリー馬鹿め・・・・)」
二人は車の中で世間話をする。
いつも二人っきりで車に乗るときは世間話をするのが恒例であり。
コミリアの恋話や他の姉妹達の様子。
ミリアのマックスへの愚痴など様々なジャンルがあり。
長い時間ドライブしても飽きずに喋り続ける。
二人が乗る車はクラビウスシティーのショッピングモールに到着。
店に入るなり服を選び始める。
コミリア「ママ見てよ、このタイトスカート セクシー」
ミリア「へぇ似合いそうねぇ。」
コミリア「こっちのダーティなタイトスカートもかっよくていい、こっちも。」
ミリア「タイトスカートばっか・・・・」
コミリアは服はさまざまなジャンルを選ぶが・・・・
下はタイトスカートばっかり。
昔からコミリアは可愛い服よりも色気がある服が好きだった。
ふりふりのスカートはデワントンから履かされたが、子供っぽく感じて・・
自ら貯めた貯金で、ジーンズだったりタイトスカートを履いていた。
次第に自分の履くスカートはタイトスカートのみだと決めている。
ミリア「マリア・・・・少しぐらい、この可愛いドレス着たらどう?」
コミリア「絶対に嫌。」
ミリアはドレスを進めるもコミリアは頑なに拒否する。
一体どうしてタイトスカートに拘るんだろう。
そう思っていると・・・・
コミリアはジーンズやハーフパンツなどを選ぶ。
まぁズボンは普通か・・・・
ミリアはジト目でコミリアを見続ける。
コミリア「いやぁ美味しい、やっぱりここのローストビーフは美味しいわね。」
ミリア「月面で育てられているなんてね、ここって案外開発は優秀ね。」
コミリア「もし地球がダメになった場合、自給自足できるような環境だからね。」
ミリア「なるほど、どうりで・・・デワントンやモーアが好きになるわけだ。」
服を買い終わった二人は昼御飯にする。
今回の昼飯は二人にとっては馴染み深いローストビーフ。
しかも美味しいと評判のムーンクラビウスビーフ。
味はかなりバランスがよく、上質な味わい。
コミリアは気に入っており、母ミリアにもこの味を知ってもらうと紹介。
紹介されたローストビーフを食べたミリアはすぐに気にった。
ミリア「あぁ美味しかった、やっぱり地球人と出会ってよかったわ。こんなに美味しい物を食べれるなんて、マリア・・・いい親孝行するわね。」
コミリア「それほどでもないのよママ、今後・・・私の我が儘聞いてもらうための・・・・」
ミリア「ゴホン ゴホン」
ミリアは親孝行だと感謝するが、コミリアは何か企んでいる。
コミリアが完全に言い切る前にミリアは聞かなかった事にする。
恩を着せて何か我が儘を聞いてもらうとする魂胆。
ここで聞かなかった事にすれば、後出なんとかなる。
コミリアの野望を華麗にスルーするミリアであった。
【クラビウスシティーとクラビウス基地の境目付近】
コミリアとミリアは街と軍事基地の間付近を走る。
そして近くの大きな公園に止めて、自動販売機でジュースを買い・・・
ベンチに座る・・・・・
コミリア「まだモア、パパやママから離れられないの?」
ミリア「そうなのよ、優秀な同胞(メルトラン)だけど・・・いつもべったりで、このままでいいのか。」
コミリア「よくないわよ、モアの今後のためにも一定の距離感持たないと。ミューズやテレーズ.エミリア.ミランダは幼子だけど、モアは大人よ。ミラクルだって自立心を高めるために、モーアさんと和也さんに預けられているのよ。今もなって自立心がないと、将来ダメになるわ。」
二人はモアラミアの事について話し合う。
モアラミアはコミリアの義妹であり・・・・
9年前の2018年惑星クラストラニアの戦闘で・・・・
出撃したダンシング・スカルに立ち塞がったメルトランである。
激しい戦闘の末捕獲し、激しく抵抗するも・・・
同じメルトランであるミリアがマックスに自分の子供にして思い出を教えようとし・・・
モアラミアを説得した結果、心を開きジーナス家の養女になった。
コミリアも2021年まで、モアラミアと過ごしており・・・
本当の姉妹のように仲が良かった。
定期連絡でもミラクルをはじめとする姉妹とも仲がいいと言う。
しかし
モアラミアはゼントラーディ人が故か、マックスとミリアを上官と両親と認識し・・・
10代後半になっても二人から巣立ち出来ないような状態になっていた。
ミリア「やっぱりマリアもそう思う?」
コミリア「そう思うミラクルも同じでしょ?」
ミリア「まぁそうだけど。」
コミリア「2年程様子見たら?ママがアグレッサーや次期可変主力戦闘機開発に行くのは2年後だし、パパは当分ダンシング・スカルにいると思うしモアも戦闘をかなりやれば何か自立しなきゃと思うんじゃない?」
ミリア「言われてみれば・・・・」
コミリアの進言もあり、ミリアは2年間様子を見る。
精神的には向上したが、やはりマックスとミリアから離れられなかった。
2029年にマックスが大佐に昇進しステルス宇宙巡洋艦ハルナの艦長になり・・・
ミリアは訓練センターの設立スタッフになり、アグレッサーの教官になるのだが・・・
モアラミアは二人と別れる事になり大泣きする。
それに関する話はまた別の話。
ラウラ「ふぁぁ、産休経て・・・やっと遊べる・・・アサヒを連れて何か食べに行くか・・・」
新統合宇宙軍ラウラ・ベルタリア中尉
ミリアを目の敵にし・・・・
後にハヤテ・イルメルマンの祖母になるラウラは三女アサヒを連れて歩いていた。
他の子供たちはパパ(吉野大樹)と遊ぶとかで、別の所で遊んでいる。
近くの神社に参拝し・・・・
アサヒが将来、健康的でいい人に出会えますようにと祈った。
ラウラ「さぁて、桐原隊長とデワントンの銭湯屋で飯食べよう。」
祈った後、ラウラは元上官が経営している銭湯に向かう。
風呂に入るのではなく、ご飯を食べるため・・・・
それにアサヒに乳を与えなくてはいけない。
デワントンや元上官のいる銭湯なら安心して乳をあげられる。
ラウラにとってはお気に入りの場所である。
ラウラ「ん?」
ミリア「ん?」
コミリア「ラウラお姉さ・・・ってやばぁ。」
そんな中で、駐車場でジープに乗ろうとしていたコミリアとラウラと遭遇した。
コミリアは声をかけようとするが、母ミリアの顔とラウラの顔を両方見て・・・
何か気まずい雰囲気だと察する。
何かぶつかり合いがありそうだと。
この二人はいつも会えば衝突する、根は仲が良いけど。
ミリア「ラウラ・ベルタリア!」
ラウラ「ミリアのおばさん」
ミリア「誰がおばさんですって!そんなに歳が変わらないのにおばさんは失礼でしょ!」
ラウラ「私はまだ29なのでノーカンです。」
やはりこうなった。
ゼントラーディ軍時代からいつもムカムカしてて、よく喧嘩する。
初めて見た時も同じように喧嘩していた。
まぁマシになったが・・・・
このまま喧嘩が続くかと思われたが・・・・
ミリア「いい娘ね、泣かないわ。」
ラウラ「ミリアが誉めるなんて以外ね、この娘はアサヒよ。」
ミリア「アサヒ・・・・太陽ね、中々のネーミングセンスね。」
ラウラ「一日の始まりの朝日のように清々しく明るく元気に過ごしてもらいたいと言う意味で名付けたのよ。」
ラウラの抱えていた娘アサヒに関する話題に入り和やかな雰囲気になった。
赤ちゃん・・・・・・
なんて天使な存在なんだろうか・・・・・
コミリアはアサヒを見てそう思った・・・・
いつか自分もこんな可愛い赤ちゃんを産んでみたいと・・・
ラウラ「抱いてみる?」
コミリア「いいんですか?」
アサヒを可愛いなぁと見ていたコミリアはラウラから抱いていいよと言われた。
抱いていい許可を貰ったコミリアはアサヒを抱えると・・・・
赤ん坊特有の暖かさを感じる。
コミリアは笑顔になりアサヒを見ていると、アサヒを小さな腕をあげた。
小さくて可愛い指・・・・結構可愛い・・・コミリアは感じる。
ラウラ「ねぇミリア・・・・マリアちゃんっていい母親になりそうねぇ。」
ミリア「そう?」
ラウラ「私でも中々笑ってくれないアサヒが笑うなんて。」
ミリア「笑っている?アサヒが?」
ラウラ「そうよ、少しとは言え笑うとは・・・マリアちゃんの優しさがあるんだわ。」
コミリアの母性はアサヒの心を開く・・・・ラウラはそう感じた。
ミリアも最初はなんの事か分からなかったが・・・・
段々と言葉の意味を理解し始めた。
なんせマックスの娘なんだから、私の娘だから当然だもの・・・
ラウラの言葉の意味をミリアはこう解釈した。
その後、このままラウラと別れる予定だったが・・・・
ラウラ「悪いね~乗せて行ってもらうなんて。」
ミリア「コミリアと同じ目的地なんだから乗せないわけには行かないでしょバカラウラ。」
コミリア「でも私・・・ラウラさんと一緒に車に乗れるのは嬉しいわよ。後はアサヒちゃんも。」
ラウラを車の後ろに乗せて、デワントンの家に戻る。
結構想定外だったが、同じ目的地に向かうラウラを置いてくわけにはいかなかった。
まぁ一人や二人が増えても問題ないし、コミリアと上手くやっているし。
それでそれで良しと・・・・
その後、デワントン夫婦の家につくとコミリアは母ミリアと別れる事になっていた。
ミリア「マリア楽しかったわ、私は帰るから成人するまで元気に過ごすのよ。」
コミリア「はいはい分かってます、そちらも軍の仕事頑張ってね~」
ミリア「勿論よ♪っねバカラウラは?」
コミリア「ご飯食べているよ、ラウラお姉さん・・・食べる事大好きなの知っているでしょ。」
ミリア「確かにあいつ、よく言ってたわね。じゃあまたね。」
コミリア「そっちもミューズ以下じゃなくて、ミラクル・モアラミア以下姉妹とパパによろしく。」
二人は別れた。
毎度の事だが、別れる辛さはなく明るい雰囲気で終わる。
なんせ永遠に別れるわけじゃない。
また会えるから、悲しむ理由はない。
むしろ、また会える楽しみがある。
二人はそう思っており、次回のお出かけを楽しみにする。
次回の親子のお出かけはいずこ?