マクロス外伝大本営 新統合軍極東太平洋軍管区司令部

マクロスやロボット大好きなブログです。二次創作などを主にやります。

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コミリアと桐原姉妹

2019-03-11 17:30:26 | マクロス短編
【コミリアと桐原姉妹】

コミリアは2021年以降から桐原家に預けられ住んでいる。
預けられた理由は親からの自立であり、桐原家に預けられた理由は・・・
桐原家の主桐原茂人の妻がミリアの副官デワントン・フィアロであるから。

デワントンはメールと同じように信頼する部下の1人であり。
メール以上に信頼できる事から預けられる対象になった。

コミリアの受け入れについても・・・・・
デワントン自身が賛同し、茂人も好意的な為預けられる。
預けられ一番心配されたのが、桐原姉妹。

桐原茂人とデワントン・フィアロの二人の愛娘である。

母親の元上官の娘とは言え、所詮は他の家の子。

そこに関する溝があったのではないかと心配されるが・・・
二人からすればお姉さんができた感じであり・・
母親の血からか、よく慕っていた。

桐原志保「ノルマンディーに関するトーチカの破壊はどうやるか?何か分かるマリアお姉さん。」
桐原姉妹長女.桐原志保

コミリア「トーチカの破壊って、結構難しいわよ。やはり、内部からの破壊工作が一番だけど・・・・どちらも強いリスクが伴うと思うわ。」

桐原志保「そう思うか・・・・・・う~む。」

西暦2026年3月11日のこの日
コミリアは志保に勉強を教えていた。
と言っても学校の勉強ではなく、独学・・・・・
70年以上前のノルマンディー上陸作戦を史実より被害少なく完遂できるか・・・・

志保は必死になってこれを研究しており・・・・

学校の勉強そっちのけで頑張っていた。
この志保の行動にコミリアは内心・・・・

学校の勉強もこれくらい熱意持ってくださいよ

と思うほどであった。

桐原未代「お姉ちゃん方、またノルマンディーですか?」
桐原姉妹次女桐原未代

コミリア「そうみたい。この前は第1次世界大戦の塹壕戦だったのに・・・」

桐原未代「熱心に頑張るのはいいけど、もう少し独学の戦争の歴史勉強や戦術勉強控えたら?」

少ししっかり者の桐原未代は独学の戦争の歴史にハマる姉を注意する。
学生だし、これからハイスクールの入学試験だってある・・・

既にコミリアは2年のハイスクールには合格しているし。
余裕であるが、今の志保の別の事にハマり本来やるべき勉強を疎かにするのは危険。
いや愚か者の所業である。

桐原志保「でもこれから軍に入る時には役に立つけど、戦術こそが戦争において強い武器なりと・・・」

桐原未代「お姉ちゃんがいるのは、後方地帯でしょ。軍に入るのだってまだまだじゃない、学生としての勉強してよ!」

コミリア「はははは・・・・・・」

桐原未代「マリアお姉ちゃんも、しっかり注意してください。」

コミリア「ははは分かりました・・・ごめんなさい。」

これがいつもの桐原姉妹とコミリアの関係である。
喧嘩しているように見えてもかなり仲良しであり、特に問題になるような事はない。
ダメな所はお互いにカバーし補うなど、人間としての意識を成長させている。

これからどんな大人になるのか期待が出来そうな程に・・・・

デワントン「中々、いい展開にやるわね。」
新統合宇宙軍デワントン・フィアロ予備役大尉(注意・日本名が本名)

桐原茂人「しかし・・・・・志保の独学は控えないのかねぇ?これはこれはで問題だが。」
新統合宇宙軍桐原茂人.予備役中佐

デワントン「茂人のこだわり癖が移ったのかしらね、私と茂人の娘だし。」

桐原茂人「それはそうだったなぁ、デワ。」

定期的に銭湯の仕事の小休憩(交代制)中に茂人とデワントンが覗いてくる。
どんな風に過ごしているのかを・・・・・・・きっちり観察・・・・・

仲良くやっているか、きっちりチェック。

今のところは特に問題なしオールクリア。

いや問題は志保のこだわり癖・・・・
独断専行による学校勉強無視の独学か・・・・・
まるでVF-1にこだわり過ぎた茂人のように・・

コミリア「たまにはゲームして遊ばない?通信してさ、ねっねっ。」

桐原志保「戦略ゲーム?」

コミリア「うん、そんな感じです。自分の群を率いてバトルロイヤルする的なゲームを・・・」

桐原未代「マリアお姉ちゃん、志保お姉ちゃんの悪い癖が・・・・って無駄か・・・・」

結構難しい事ばっかりやっている志保の頭を柔らかくするべく・・・・
コミリアは志保にゲームをやらないか?と提案した。

だけど

志保はコミリアが戦略ゲームやろうと提案していると思い・・・・
戦略ゲームをやるのかと言うと、持っていたコミリアはそのままYESと言う形に自然そのまま進み。
気がついた時にはしまったと思い後悔、未代は諦めたかの表情を浮かべる。

コミリアが良かれとした行動派は・・・・・
逆にその傾向を強めるだけの結果になった。

どうしたら志保は学校の勉強をするのか・・・
そんな事をコミリアは思っていたが・・・

コミリア「なるほど、きちんと勉強しているじゃない。」

実は人が見てないだけできちんと学校の勉強をしていた。

真面目に勉強する志保を見てコミリアはニッコリと笑った。
これで志保のハイスクール入試も問題はないと・・・・
笑顔のままコミリアは、その場を去る。

無論

その後、きちんと志保は志望校に入学。
未代などの面々は驚くが・・・
コミリアは実は裏ではきちんと勉強している事を知っているので当然の結果だと思った。

だが

しかし

実は・・・・

桐原志保「えぇとオペレーションバルジは・・・後テキサス大隊救出戦は・・・」

学校の勉強している最中にも、こっそり独学・・・・
言い換えれば、極秘即席サボり・・・・

この事実を知ったコミリアはどう反応するのか?
それはまだ分からない。

【娘たちと母親・ゼントランウォータ】

コミリアと桐原姉妹の母親は同じゼントラーディ人女性メルトランであり・・・
同じ直衛艦隊の兵士で、上官と部下の関係であった。

だけど

コミリアの母ミリアと桐原姉妹の母デワントンは何も語ろうとしなかった。
文明的な地球人社会に生きる3人を、血生臭い戦場の思い出を語るのは・・・・
関係悪化の恐れもあるし・・・・

関係悪化しなくても微妙な雰囲気が出る。
その事を考慮した結果、3人やコミリアの他の姉妹も知る機会がなく・・・

そのまま成長し大人になって行く・・・・
コミリアの居候後も聞く機会がなく、五年経ってもそんな話をする機会もない。
いや出来なかった。

そうした状況が続くある日・・・・

コミリア「へぇ、母がそんな事を・・・・」

デワントン「結構あの頃のミリア1級空士長はきつ目な雰囲気だけど、困っている部下や犬猿の仲の同胞には優しい対応してくれるのよ。戦場においては鬼と言える感じだけど、危機に陥っている部下に対しては見捨てずに助けてくれるのよ。無茶ぶりの多い方だったと言う悪い面もあるけど。」

桐原志保「なるほど。」

コミリアと桐原姉妹の二人は・・・
デワントンと一緒にミリアのゼントラーディ軍時代の事を話していた。

3人はまだまだゼントラーディ軍時代の母親の事を知りきってない。

ゼントラーディ軍の様子は数多くのゲストのゼントラーディ人により語られるけど・・・
母親のゼントラーディ軍時代の話はあんまり分からない。
母親と同じゼントラーディ人女性メルトランでも、母親に関する事は知らない。

質問をしても噂で聞いた程度と言われるのが結構多かった。
一方のコミリアを含む桐原家では・・・・

中々そんな話が話が出ることはなく・・・・・

今回たまたま、志保の悪い癖の独学でクァドラン・ローを調べていた時・・・・

ゼントラーディ軍時代の母親達がどんな事をしているのか気になったり
いつも志保の独学に冷ややかな反応する未代まで食い付き・・・

とうとうデワントンに聞くと言う事までするようになった。

桐原未代「母さんにとってミリアさんってどんな方だったの?」

デワントン「私にとっては命をかけるだけのある価値がある方よ、いや価値では語れない絶対に最後までついていきたいと思える方だったわ。」

桐原未代「なるほど~」

デワントンは元上官であるミリアの事をどう思っているのかを告白した。
最後までついて行きたいと思える人柄だったと・・・

その話を聞いて志保と未代は目をキラキラさせる。

一方 コミリアは普段のミリアを思い出すと・・・
確かにと思える・・・

桐原家に来る前母親の仕事を見てきており・・・
夫マックスと上手くやっているだけではなく、部下ともよくやっており
慕われている・・・・のは事実・・・

昔からそこの大事な部分は変わってないんだな、コミリアは今のデワントンの話を聞いて感じた事である。
更に思い出せば・・・

ミリア「私がゼントラーディ軍時代の宝は部下だわ。」

コミリア「宝?」

ミリア「私はエースのミリアとして有名だが、事実を誇張されている場合がある。私一人では戦況は好転しないし、無茶をすれば死ぬ危険性があった。そんな私を支えたのが部下であり、いつも危機を救ってくれた。私は部下と言っても格下に見ないで同じ目線で見る、部下の気持ちに私も答えないと平等じゃないわ。同じ戦友として大事にしないと・・・マリアも、いい仲間を得てね。」

ミリアは部下を格下に見ないで同じ目線に立っていたと言っていた。
部下から慕われたのもこうしたミリアの責任感や人格によって得られたのだと・・・

そんな事も言っていたから慕われた。
コミリアも母親のような部下に慕われるような人材になりたいと思った。

【桐原姉妹の父親への気持ちby父の日】

桐原茂人
桐原姉妹の父親で、デワントン・フィアロの夫そして・・・
SDF-1マクロスのバルキリー乗りであった男である。

第1次星間大戦の数々の死闘を繰り広げ・・・・
命を推して当時敵であったデワントンを助け・・・・
そして同じ部隊の戦友になり、結婚した。

そこまではいいのだが・・・・

順調に大尉に出世し部隊長任命されるが・・・
受領する機体がVF-1バルキリーじゃないと拒否。
上からも切れられ、地球の硫黄島基地に左遷。

その後予備役になった。

数年前、一応復帰するも今では予備役の銭湯屋の主人である。

コミリア「っでことで今さらで悪いんで、茂人さんの事に聞きたいんだけど、いいかな?」

桐原志保「うん・・・「いいわよ。」

桐原未代「いろんな事言いたい気分だったし。」

そんなダメダメな経歴な一応軍人の父をどう思うのか?
コミリアは桐原姉妹に聞いてみた。

こんたダメダメな経歴で実際は・・・・

桐原志保「ダメな所はあって最悪な反面、母さんや私たちに優しいからいい父親だと思うわよ。」

桐原未代「ダメな所はいい失敗例だし、家族に優しくする所は学ぶべき所よ。私は父の事が好きよ!」

嫌なところはあるのだが、茂人の人間的な良さもあってか・・・・
悪いようには言ってない。

全否定せず、一度父の事を見つめ直せば新たな父親像ができる。

それが桐原姉妹の答えである。

桐原志保「逆にマリアお姉さんの方はどうなのよ?」

コミリア「私?」

桐原未代「そう、私達だけに聞いてもフェアじゃないわ。」

桐原姉妹からもコミリアにマックスをどう思うのか聞いた。
父親と言う存在・・・・コミリアにとってマクシミリアン・ジーナスとはどんな男か・・・

二人もコミリアが父親に対してどのように思っているのかを気になる。

その答えは・・・

コミリア「大好きよ、なんたって私のパパだから。」

大好き・・・

自分自身をこの世に送り出した両親の一人だから。
人間としても尊敬できる・・・

それがコミリアの答えだった、それ以上でもそれ以下でもない。
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